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現在では決して珍しくはなくなった、子供が親を殺すような事件。ここでもそういった痛ましい事件も軸となり、家族とは?愛とは?社会とは?と、登場人物だけではなく読み手にも、幸せな家庭生活を送っている方でも、きっと考えさせられるんじゃないでしょうか。決して、他人事でない、と。
非常に描写力に優れた作家さんだなと思います。読んでいて引き込まれます。
早く続きが読みたいです。
面白い。どうなるのよ、この話。ひょっとして結末も変わっちゃうんじゃない?95年版を読んだ人すべてに読んでほしい。もちろん、初めて手に取る人には文句なしの傑作。
亜衣は、95年版ではマニック・ストリート・プリーチャーズ(をモデルにしたロックバンド)の虚言を社会不信の理由にしていたが、文庫版のような未整理の混乱の方がリアリティーを感じる。絶対権力であった祖母の死が直接の原因だろうし…。
作者の視野の広がりを感じる。しかも、鮮度を恐れず各地の紛争に言及している点に敬服する。ホント、大臣が何ヶ月か年金の掛け金を払わなかったことなんて、イスラエルへのアラブ系少女の自爆の前には消し飛んでしまうような卑小な問題ではないか。統計的に最も自殺率の低い「出産前の女性」という生物学的にも自殺しにくい存在が、現実に爆弾抱えて突入していくのだ。新聞で遺書を読んだが涙が出た。
だからどーした、じゃないだろう。私たちのように何一つ行動に移す気力も余裕も無い一般市民こそが、そういう事実を知り、祈るしかないではないか。
そして、人物を見る目が変わる章。... 続きを読む
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