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贅沢の条件 (岩波新書)
 
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贅沢の条件 (岩波新書) [新書]

山田 登世子
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「あなたにとって贅沢とは何ですか?」―贅沢はお金で買えるのか、買えない贅沢とは何か。「タイム・イズ・マネー」の呪縛にとらわれた世界にあって、「真の贅沢」とは何なのか。著者ならではの冴えた批判精神のもと、中世修道院文化からココ・シャネル、白洲正子まで、豊富な実例を読み解く。そこに浮かびあがる「現代の贅沢」とは。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

山田 登世子
福岡県生まれ。現在、愛知淑徳大学教授。専攻はフランス文学、文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 202ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2009/7/22)
  • ISBN-10: 4004311977
  • ISBN-13: 978-4004311973
  • 発売日: 2009/7/22
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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By お気に召すまま トップ1000レビュアー
形式:新書
贅沢とはお金があればできるものではない。「金目のものをひけらかすのは成金趣味であって、およそエレガンス(優雅)にはほど遠い」(p3)。「優雅な生活」こそ本物の贅沢なのだが、あくせく働く資本主義の現代では、それはなかなか難しい。著者は、「労働」を軽蔑したヨーロッパの貴族社会から、「勤労」を尊ぶ産業社会への転換、そして明治以来のモダンな贅沢を堪能した日本人として、与謝野晶子、森鴎外の娘の茉莉、白州正子などを回顧する。第4章「禁欲のパラドックス」が面白い。禁欲の権化であるヨーロッパの修道院が、贅沢と結び付くのだ。20世紀モード革命の先頭に立ったココ・シャネルは、12〜17歳の多感な年頃を、フランスの田舎オバジーヌ村の孤児院で過ごした孤児だった。この孤児院は中世以来の古い修道院にあり、一切の華美を廃し、窓は色付のステンドグラスではなく「白ガラスと鉛だけ」で出来ている。この白ガラスと鉛の色こそ、シャネルの「白」と「黒」の原点なのだ(129)。彼女の、ジャージーという素材もそうだが、質素な素材から優雅な美が生まれるのが、20世紀ファッションの贅沢の逆説である。イタリアでもっとも贅沢でリッチなホテルは、修道院を改修したもので、絶妙の環境の中にあるという。また、フランスのエリートの贅沢な別荘は、昔の農家を買い取って、中だけ改修したものという。本物の贅沢は、やはり優雅で洗練されている。
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贅沢の真髄 2011/1/15
形式:新書
“贅沢とは何か?”という問いについて複数の視点から考察している。

価値観は十人十色なので、贅沢の捕らえ方も複数ある。
「精神的な豊かさ」、「時間の贅沢」等、様々な贅沢が登場する。

詰まるところ、贅沢とは自分にとって満足できるものだと思う。

時代とともに移り行く贅沢を知ることができて興味深い。
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By KY
形式:新書
ココ・シャネルをはじめ、白洲正子、森茉莉といった女性たちやフランス貴族の生き方を振り返りながら、本当の意味での「現代の贅沢」を浮き彫りにしています。単なる「富」ではない「豊かさ」と「幸福」とは何かを考えるヒントになるはずです。
近年の先進国では、賃労働に従事する人のほうがエライ、的な風潮がなきにしもあらずで、日本においては既婚女性の労働力人口の低さが問題視されています。しかし、そもそも昔は賃労働に手を染めない有閑階級こそが優雅とされていたことを考えると、日本の専業主婦は、貴族的な生き方を選び、実現している人々、といえるかもしれません。
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