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贄の夜会〈下〉 (文春文庫)
 
 

贄の夜会〈下〉 (文春文庫) [文庫]

香納 諒一
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

“犯罪被害者家族の集い”を舞台にした殺人事件の捜査は、暗礁に乗り上げた。被害者の一人、目取真南美の夫・渉の挙動に不審を抱いた大河内刑事には、公安から圧力がかかる。事件の裏には沖縄の悲劇、そして警察内部の腐敗が黒々と横たわっていた。猟奇的殺人者、狙撃者、孤独な刑事の三つ巴の闘いの結末は―。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

香納 諒一
1963年、神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、出版社に勤務。そのかたわら小説を執筆し、91年「ハミングで二番まで」で第13回小説推理新人賞を受賞しデビュー。99年に『幻の女』で第52回日本推理作家協会賞を受賞。ハードボイルドから社会派サスペンス、青春小説など、多彩な分野で活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 434ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2009/5/8)
  • ISBN-10: 4167769026
  • ISBN-13: 978-4167769024
  • 発売日: 2009/5/8
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 4.0 色んな要素が絡み合った、“香納流ハード・ボイルド”超大作, 2009/5/12
レビュー対象商品: 贄の夜会〈下〉 (文春文庫) (文庫)
’06年、「このミステリーがすごい!」国内編第7位に輝いた、文庫上・下2分冊にわたる超大作である。「このミス」の解説によると、本書は、’99年に「第52回日本推理作家協会賞」を受賞した『幻の女』と並ぶ、香納諒一の畢生の傑作ということである。

物語はふたりの女性の惨殺から幕を開ける。そしてこの猟奇殺人を追う、組織から逸脱した刑事、孤独な殺しのプロフェッショナル、そして謎の真犯人と、三者の追跡と闘いを、真正面からたっぷりと描いている。

少年犯罪、犯罪者は本当に更生するのか、といった問題、それに暴力団の抗争、プロの殺し屋、警察内部のキャリアとノンキャリアの問題、公安と刑事課との綱引き、警察内部の腐敗構造、あるいは被害者の人権、復讐、そして猟奇殺人・シリアルキラー、サイコサスペンスといったことが複雑に絡み合って、“香納流ハードボイルド”ストーリーは展開してゆく。

刑事にしろ、殺し屋にしろ、他人の心を操る謎の殺人者にしろ、その過去と生き様は、それぞれ、それだけでひとつの作品ができそうな重みとボリュームを持っている。

加えて、初出が、『別冊文藝春秋』の連載だったこともあり、各章にヤマ場が設けられており、これだけの大長編を飽きることなく読ませてくれる。そして第五章の「慟哭」で物語は大きく転回し、第六章(終章)の「暴走」で、刑事と殺し屋が出会った時、衝撃と感動の大団円が待っていた。

本書は、香納諒一が構想執筆に6年を費やした、読み応えじゅうぶんの大作である。
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5つ星のうち 3.0 推理小説?, 2011/4/8
レビュー対象商品: 贄の夜会〈下〉 (文春文庫) (文庫)
前半部分は推理小説の趣で期待以上の面白さ、後半に入ると、ちょっと現実離れしたスーパーヒットマンの存在と意外すぎる犯人結末がどう評価されるか
分かれると思います。
初頭・前半部分ではかなり引き込まれるもので、次回作に期待です。
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