日経文庫にはかつて「外注管理の実際」という本があった。今のようにいろいろな購買関連本が無い中で、私も良く読み返す本であったが、今回は「外注管理の実際」の後継本に当たるのであろう。今回紹介の本が出るまで前回の初版から13年、その13年で起こったいろいろな変化が、この本の内容に色濃く映し出されている。著者が違うから・・・かもしれないが。
この本を読んで改めて思うことは、購買・調達を行う上で知っておくべき知識の量の多さである。本書でもほぼ全てを網羅していると言えるが、個々の内容への言及は深くない。本のボリュームから考えてもやむを得ないだろう。
ここ数十年のトレンドでは、SCMを初めとしたいろいろなマネジメント方法が紹介され、実務に取り入れた会社も多い。本文で紹介されている内容は、筆者の海外駐在時代の影響からか、言葉に横文字が多い。バリバリの日本企業で資材調達を担当する私にも「意味はわかるけど・・・」との言葉がいくつも登場した。まぁ普段使わないとの意。
日経文庫なので、バイヤー初心者も手にするのだろうが、とても難解ではないか?バイヤーのイロハを学ぶには、「調達プロフェッショナルスタディーガイド」が良いし、そんなに高いお金は出せないよ〜って事なら、「製造業の現場バイヤーが教える調達力・購買力の基礎を身につける本」が良いと思う。