著者が同じなのだから、「QDAソフトを活用する実践質的データ分析入門」 と内容も似てくるのは当然であろうが、知りたいのは、実際に質的分析をどのようにするのかという実践の解説である。最近の解説本は、かゆいところに手が届くあるいは、ここまで書いて良いのかというレベルまで、サービスをしている。その善し悪しは別にしても、そのよう視点が求められているという現状もある。
一番、良いのは、本書で紹介されているソフトの体験版でその有効性を実感することであろう。とにかく、驚いたのは、このようなソフトがあったからこそ、欧米では、真の質的分析が可能になったのだろうということである。KJ法では、どても出来ない様なことが出来るのは何故かということが分かっただけでも本書の価値はある。