この本から私が受け取った視点は、(1)優れた質問が対話相手から新たな何かを引き出す可能性があり、その意味でお互いにとってクリエイティブなものでありうるということ、(2)従って、状況や相手にふさわしい優れた質問をする力を鍛えるのは非常に有益だ、ということ、この二点です。著者はよい質問の例をたくさんあげて、その質問のどこがよいかを示し、質問のコツなどもを教えてくれるし、それはそれで頷かせるものがありましたが、私としてはむしろ「質問」がコミュニケーションにとって非常に重い一部を担っているという意識付けしてくれたことが大きかったです。今後も他者との対話の中でいろいろな質問をすると思うんですが、「あ〜いまのは何も生まないセンス悪い質問だったなあ」などと後悔を繰り返す中で、少しづつでもツボをついた質問ができるように仮になったとすれば、最初のきっかけはこの本にあった、ということになると思います。