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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
成り上がりの簒奪者に屈服を迫られる武将の矜持,
By ぶるう (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 賤ケ嶽 (単行本)
本能寺の変から賤ヶ嶽の戦いに至るまでに、
己が見下し、己にへつらっていたこともある秀吉という野卑な人間が 主家をもしのぐ強大な権勢を手に入れて、 その配下に屈服することを迫られた様々な戦国武将の葛藤が広がる。 「秀吉ごとき」に頭を垂れることを潔しとしない者、 家の都合や政治的理由からやむなく追従する者、 素直にその能力を認めて進んで奉公し、目をつむる者、 家臣が先に丸め込まれて自由が利かない者、 秀吉の調略にまんまと乗せられて都合よく利用されるだけの者… 金や恐怖で強引に従わせようとする秀吉の残酷な側面も早くも現れてくる。 保身のために自分の価値観や正義、道徳を捨てて 己が認めたくない人間にへりくだることは果たして己で許すことができるのであろうか? 賤ヶ嶽の戦いに関する記載は後半の限られた頁だけなので、 何か別に人間模様をメインテーマにしたタイトルのほうがしっくりきたかもしれない。
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
先手の秀吉・後手の勝家,
By £ - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 賤ケ嶽 (単行本)
本能寺の変の報に接して、先手先手で動いた秀吉。既に光秀を破った時点でこの戦いの結果は決っていたように受け取られた。勝家や信長の子が動いても後手後手に回ったのは仕方ないにしても、チャンスはなかったのかどうか、想像してみたくなった。先手先手で動かなければ、秀吉も勝家と同じ結末を迎えたかもしれないという意識はあったのかは想像の域だが、その後のあまりにも見事に天下取りしたところをみると、何か裏があったのではないかと勘繰りたくなるのは時代小説を読んでいるものの、悲しさか。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
詳細・賤ヶ岳,
By Nori (近江) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 賤ケ嶽 (単行本)
本能寺の変直後から賤ヶ岳まで、1人1人の武将に焦点をあてたストーリー展開。山崎の合戦も賤ヶ岳も、実は秀吉軍にはさほど余裕は無かったという事がよくわかります。「そら、そうよな。」てな感じで。個人的に好きな滝川一益の評価が正当に(高く)なされているのがファンとしては嬉しい所です。小説ですが今まで読んだ戦国物の中で一番史実に近いのでは?と思える所が他の小説との違いで楽しかったです。
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