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最も参考になったカスタマーレビュー
7 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ケンジ式クロスワード,
By pj - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 賢治文学「呪い」の構造 (単行本)
まず、巻末に付されている、宗教学者・島田裕巳氏と著者の対談が興味深い。宗教学者と、近代日本文学の研究家である著者との対談のなかで、宮澤賢治と、イエス・キリストやウォルト・ディズニーとの相似などが語られる。 本編中においても、論の展開は、文学の領域のみに留まらず、空海や宮崎駿といった、幅広いジャンル、人物との関連について言及する。 以前から、宮澤賢治の小説には、どこか掴みどころのなさ、得体の知れなさを感じていたが、それは裏を返せば、底知れぬ深さにも通じている。 宗教学やアニメといった、他分野からのユニークな視点を交えることによって、本書は、ケンジ文学の輪郭をダイナミックに浮かび上がらせようとする。 また、論自体は軽妙な語り口調で書かれており、ケンジ文学の底知れぬ穴をえぐり出す、格好の手引きとなっている。
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