多くの中小企業の資金繰りを改善してきたコンサルタントが書いた決定版。
分厚いが、読みやすく、一気に読める。
本書で主張していることは、
1/借金を恐がるな
2/無借金経営にこだわるな
3/銀行を恐がるな
――ということである。つまり、上手な借金の仕方、あるいは、支払時期の延ばし方などが
様々な角度から書かれている。
中小企業はどうしても資金繰りに苦しむ。「いつかは無借金に……」と思うものだ。
しかし著者はそれを「キャッシュフローを無視した無借金経営は、逆に資金繰りを悪化させる」
と言う。つまり、していい借金と、してはいけない借金がある、というのである。
そして、していい借金ならどんどんやればいいとさえ言い切る。
資金繰りさえ回っていれば、借金など怖くないと力説してくれる。
もちろん借金には利息が付く。本書ではそのことについても細かく触れている。
要は、資金繰りとはトータルで考えるべきで、
目先の無借金にこだわってはいけないというのである。
会社に一冊、ぜひ欲しい本である。