運用会社の新入社員が必ず買わされる、パフォーマンス測定の名著。とにかく使える一冊!
収益率の各種計算から始まり、収益率の要因分析、ポートフォリオの特性、リスク計算(シャープ測度、ベータ値、トラッキングエラー、情報レシオなど)まで網羅している。
本書は何よりも、(1)コンセプトを理解して、(2)自分で計算できるようにすること、に注力しており、やたらと公式を並べたりせず、具体例を用いて文系でも分かるように配慮がなされている点が素晴らしい。
特筆すべきが、「Microsoft Excelを用いて」という各章の最後に付いているコラム。
ここでは、Excelを用いて実際にパフォーマンス計算する方法が説明されており(実際のところ、電卓でポチポチ計算しませんよね。)、例えば、【収益率のリンク計算】をする際には、PRODUCT関数を使うが、配列を使用する場合には、[Enter] の代わりに [Ctrl] + [Shift] + [Enter] を押さなければならない、など、現場ですぐ使えるテクニックまで気配りが行き届いている。
運用の成果を顧客に正確に伝えるために、運用部門ではもちろんのこと、パワポのグラフを作る営業・マーケ部門や、運用報告書作成に携わるバックオフィス部門でも必携の一冊。