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資本主義黒書 下―市場経済との訣別
 
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資本主義黒書 下―市場経済との訣別 [単行本]

ローベルト・クルツ , 渡辺 一男
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

市場経済が導入されてからの歴史をたどり、約束された「豊かな社会」の実態がついに明らかになった!これでもわれわれは資本主義にこだわるのか?市場経済の終末=地獄絵図を活写。

内容(「BOOK」データベースより)

市場経済が導入されてからの300年の資本主義の歴史をたどり、約束された「豊かな社会」の実態がついに明らかになった!これでもわれわれは資本主義にこだわるのか?市場経済の終末=地獄絵図を活写。

登録情報

  • 単行本: 365ページ
  • 出版社: 新曜社 (2007/7/10)
  • ISBN-10: 4788510596
  • ISBN-13: 978-4788510593
  • 発売日: 2007/7/10
  • 商品の寸法: 21 x 14.6 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
資本主義はつねに人間から収奪し続ける。ローベルト・クルツ『資本主義黒書』では、アルケオロジー(考古学)的に見ると、資本主義は決して豊かさをもたらさすシステムではなく、むしろ中世の方が人々は豊かだった、という学説を展開している。「資本主義は少数の者を富ませるが、その一方で大多数を乞食同然にする。これは歴史的な根本経験である」(上巻17頁)。日本のワーキングプア問題などはまさにこれで、海外の超低賃金労働=超低コスト生産と競合する国内資本にしてみれば、景気がよくなろうと絶対に改善できるものではない。人間が生きるためには、資本主義に代わる経済システムが探究されるべきだろう。この原著は、99年に刊行されてから、ベストセラーになり、ペーパーバック版化されてロングセラーになっている。訳者は「資本主義=市場経済(著者はこの両者を不離一体のものとみる)が続くかぎり、本書が古くなることはありえないだろう」(訳者あとがき)としている。「マルクスの理論は論駁されていない。それはようやく今日その歴史的な真理価値を獲得する」(下巻322頁)と言い切るクルツの分析は、マルクス・ルネサンスの新たな、輝かしい道標となるだろう。「訳者あとがき」で紹介されている、元フジサンケイグループ論説委員・松沢弘の著作『フジサンケイ帝国の内乱』(社会評論社)をあわせて読めば、日本資本主義の現実も理解できるだろう。
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見果てぬ夢 2007/8/28
形式:単行本
上巻では幾度か言及されていた「自由な人間のアソシエーション」(マルクス)が下巻ではまったく見られず、その代わりにあらわれるのが「レーテ」(社会の自主管理)である。著者は、「資本主義を飼い馴らすこと」に成功するのは、ネーションというカテゴリーが廃棄されて、「解放をめざす反近代」が――インターネットとコンピュータによって――「超国家的関係形態」へと組織されるときであると述べるが、これは柄谷行人の「世界共和国」を思わせる。「自由な人間のアソシエーション」は、その実現が――歴史的にもあきらかなように――絶望的なほど困難であるがゆえに、逆に、資本主義が続くかぎり「見果てぬ夢」として未来永劫に繰り返しわれわれは希求し続けるのではあるまいか。ソ連邦の崩壊後、種々のアソシエーション論があらわれたが、本書はそれらとは一線を画する。著者は、社会ダーウィニズムを伴うネオリベラリズムの「勝者・敗者ゲーム」を根底から批判して、これを人類の歴史における思想的後退とみなし、これに対抗しうるのは、マルクスの理論しかありえないと主張する。マルクスの理論は論駁されてはおらず、ようやくいまその歴史的な真実性を獲得する」と。著者は、ネオマルクス主義者という呼称を拒絶するであろうが、著者がマルクスに依拠している(といってもマルクスを絶対視してはいない)ことはまちがいない。
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