ラビ・バトラ師の最新刊です。
ご存知の方には自明のことですが、同師は共産主義の崩壊を的中させた方です。
そして共産主義の崩壊を予言すると同時に、それに続く資本主義の崩壊も言い続けています。
同師の著書を読まれた方ならお分かりだと思いますが、予言と言っても決してオカルト的なものではありません。
なぜそう考えるか、その予兆としてどういうことが起こっているか、資本主義が崩壊する過程で何が起こるか。
同師は事実を積み上げ、そこに仮説を立てることで予言としています。
米の好景気はいつまで続くのか、日本の景気は回復したのか、成長を続ける中国の今後の狙いは、原油の高騰はどうなるのか・・・。
こうした世界経済、政治の動きにつき、事実を積み上げた上で同師の見通しを述べています。
特に米中関係については、両国の思惑の衝突から関係悪化を予測し、当然日本も無関係ではいられないと警鐘を鳴らします。
資本主義が消滅した後の世界では、日本が大きな役割を担うと予測しますが、それについて06年2月刊行予定の次著にて詳細が語られるようです。
ただ最近の藤原正彦氏のベストセラー『国家の品格』にも、自由主義の行き詰まりが語られ、品格を持っていた昔の日本こそが、向かうべき理想であると説いています。
最近の株式市場のマネーゲーム化を懸念する声も少なくありません。
ライブドアの一件を別にしても、資本主義の限界が見えてきたような気がします。
大きな時代の転換点を迎えているのかもしれません。
ビジネスマンにはもちろん、それ以外の万人に読んで頂きたい本です。