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責任に時効なし―小説 巨額粉飾
 
 

責任に時効なし―小説 巨額粉飾 [単行本]

嶋田 賢三郎
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (18件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

驚くべき企業犯罪の連鎖が、百二十年の名門企業<トウボウ> を蝕み、会社は大崩壊に向かって突き進んでいった......。
社長・副社長との対決、逮捕後の検察との闘い、苦悩の日々......。
----著者は日本を代表する名門企業の常務として巨額粉飾事件に遭遇し、逮捕された。しかし、粉飾に異を唱えていたことが判明、不起訴となり釈放された。
 その体験をもとに3年の歳月をかけ、長編小説として本書を綴った。企業崩壊をもたらした組織的粉飾とは何か? 粉飾を長年放置してきたにも拘わらず、時効の壁によって不問に付された歴代の経営者たちの責任はどうするのか? 法的告発には時効があっても、「責任に時効はない」と著者はいう。

内容(「BOOK」データベースより)

著者は日本を代表する名門企業の常務取締役として巨額粉飾事件に遭遇し、逮捕された。しかし、粉飾に異を唱えていたことが判明、不起訴となって釈放された。その体験をもとに3年の歳月をかけて長編小説として綴ったのが本書。企業崩壊をもたらした組織的粉飾とは何かを明らかにするとともに、著者がもっとも問題にしているのが、粉飾を長年放置してきたにも拘わらず、時効の壁によって不問に付された歴代の経営者たちの責任問題である。法的告発には時効があるが、「責任に時効はない」と著者は訴えるのである。

登録情報

  • 単行本: 565ページ
  • 出版社: アートデイズ (2008/10)
  • ISBN-10: 4861191203
  • ISBN-13: 978-4861191206
  • 発売日: 2008/10
  • 商品の寸法: 19 x 13 x 3.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (18件のカスタマーレビュー)
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11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
よくぞ書いた。力作です。お薦めします。
著者は粉飾企業カネボウの断末摩を看取った経営者の一人。
企業犯罪に、加害者、被害者はいるのか、いないのか?
粉飾企業消滅によってニヤッとした人たち。
  時効により責任を免れた歴代経営者、貸し込んで長年膨大な金利を貪った金融機関、
  粉飾まみれの企業を餌食にした産業再生機構。
  曲がりなりにもクラシエという会社で生き残った経営者と従業員。
粉飾企業消滅により悲惨なサラリーマン人生の終焉を迎えた多くの人たち。
  終末間際に犯罪者扱いされ、糾弾され会社を去った事業部門責任者。
人生いろいろ。企業も色々。
私の会社はどうなの、私のサラリーマン人生は?
いろんなことを考えさせてくれる小説です。
また、著者の専門知識を活かした高度な粉飾手法解説は、会計に関心ある方にもお薦め。
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10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By bighand
形式:単行本
主人公はトウボウ(カネボウの事でしょう。著者はカネボウの元常務です)
の財務経理担当常務の番匠。粉飾の連鎖をとめるどころかよりひどいもの
にしてゆく兵頭社長と銀行から送り込まれた桜木副社長のコンビ。粉飾の
影の共犯者である山手監査法人。メインバンク住倉五井銀行の思惑。ビジ
ョンをまるで持たない役員と労働組合。企業の再生はまるで考えていない
日本企業再生機構。新らしい経営陣の浅はかさ。主人公と検察との闘い。
見えない黒幕。・・・・泥臭くもある人間模様が紡いだのは悲劇でもあり喜劇
でもある。
主な登場人物だけでも25人以上。トータル565ページの大作だけど、一日
で読んでしまった。カネボウ事件って、すごい事件だったんだ、というのが
読み終わっての感想。「責任に時効なし」というが、ホントに悪いやつは誰
か? 圧倒的な面白さだった。プロの作家でない新鮮な感じもいい。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
リアル! 2008/11/21
By takax9
形式:単行本
08/11/19の日経新聞の書評を参考に購入。
書評子の『ひさしぶりの五つ星』という書き出しにキャッチされる。

著者はカネボウの財務経理担当重役というから、実録小説であろう。
オールドジャパンを代表するカネボウの凋落から崩壊までが描かれている。

粉飾決算を繰り返す企業風土がいかに生まれたのか?
読者はそれぞれの答えをもつだろう。

ひびわれた名門企業をのりづけしつづける主人公、番匠。「営業の神様」といわれた兵藤社長とメインバンクからきた桜木副社長のコンビ。この二人のルサンチマンと保身がカネボウにとどめを刺した。天皇といわれカネボウに君臨し続けた西峰。番匠の理解者でありながら西峰にあらがうことのできない、伊志井副会長。メインバンクの住友頭取重宗は、カネボウをつぶす決断をする。粉飾された決算書にお墨付きを与えてしまう、監査法人中央青山の公認会計士たち。
崩れかけたカネボウにたかる企業。ファンド。

大小はあろうが、現在進行形の日本的企業風土の原型を見た。

ただ、私の知っているカネボウ関係者は、いまでもカネボウに在籍していたことを誇りに持っている。彼らの心の中のカネボウは、超名門企業なのだ。
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最近のカスタマーレビュー
著者の責任にも時効なし
3年かかったということであるが、内容やボリュームからして確かに大変な作業だったと思う。... 続きを読む
投稿日: 19か月前 投稿者: タクロー
なんだかなぁ〜
なんか自分の言い訳を
小説というものを通して発表している感じがして
引き込まれない。
投稿日: 19か月前 投稿者: 1623
巨大企業の責任とは
小説という体をとったカネボウグループの崩壊劇。... 続きを読む
投稿日: 2009/11/17 投稿者: 猫だるま
当事者が語るカネボウ事件
粉飾決算の責任を自社以上に担当の会計士にかぶせているように読めるのは若干いただけなかったが、当事者が率直な語り口で事件の全容を語っていて類似の事件が再発しないよう... 続きを読む
投稿日: 2009/5/10 投稿者: b-type24
コーポレートガバナンス:粉飾に気づいた役員としての対処の悪例
汚名挽回ならず、です。内容は粉飾に巻き込まれた一役員の間違った対応で、惨憺たるものでした。この対応例は、将来コーポレートガバナンス・ケーススタディの悪例として教科... 続きを読む
投稿日: 2009/4/2
リアリティある(と思わせる)内容
粉飾のテクニックや、企業内、会計士とのやり取りなど、実務を経験した人でないと書けないような内容が随所に見られ、「これは本物だ」と感じ、グイグイと引き込まれていきま... 続きを読む
投稿日: 2009/3/22 投稿者: Tax
自己の正当化?
期待して読んでみたのですが、主人公以外の人は皆馬鹿で、主人公だけが正しくて、主人公は全ての被害者だ、と言っているだけ、に読めました。経済暴露本としては面白いかもし... 続きを読む
投稿日: 2009/1/27 投稿者: 小説マニア
名門企業も舵取る人達の倫理観で沈む。
明治の半ばに設立され120年の超名門企業の一つ「トウボウ」は、兵頭忠士社長と桜木英智副社長のコンビが嘘に嘘を厚塗りし、しかも昔から歴代のトップが粉飾に手を染めてき... 続きを読む
投稿日: 2008/12/10 投稿者: 正義の味方
真実とは何か
本書は誰もが一度耳にしたことがある、超有名企業カネボウの粉飾事件の真相を描いた小説という名の実話である。読み始めると、その当時の関係者にでもなったかのごとくリアル... 続きを読む
投稿日: 2008/12/2 投稿者: 北の黒服
著者の倫理観を問う
まるで、子供の告げ口である。少なからず専門分野の著者嶋田氏、何故、社に在籍中戦わなかったのか。不起訴処分になったと言うことであっても、起訴された事実は、過去であろ... 続きを読む
投稿日: 2008/11/27 投稿者: ルネ
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