副題には、禅と大脳生理学に学ぶ知恵 とあります。
著者は、脳科学を専門に扱っている医学博士です。
著者は若き頃に、苦しみからうつ状態を経験しました。
その際、言葉の力によって多大な恩恵を受け、その状態から脱却することが出来たそうです。
本書では、言葉の持つ力を、脳科学の見地から説明し、専門的な内容を判り易く伝えてくれます。
そのメカニズムは本文に譲るとして、言葉の力を実感できる、簡単な実践法を1つ抜粋します。
それは、
「困ったことは起こらない」 とくり返し口にする。
これだけ。
もの足りなければ、同時に「すべてはよくなる」 もつけ加えます。
その効果の絶大さは、著者の保障済みなので、試してみる価値はありそうです。
他にも、言葉の効力を有効に活用した般若心経の例や、お釈迦様の人生観、禅の呼吸法など、簡単に実践できる具体案が数多く解説されていました。
そんな著者の考える、人生の究極の目的とは?
それは、「心が楽になり、気持ちが静かで、心を乱すことのない生き方を求めること」
「幸せになりたい」と願うのは、人間の心の願望です。
それをなかなか実現できずにプレッシャーばかりを感じている人。
そんな心を、フッと軽くしてくれるような提言に満ちた一冊です。
「前向きな心」 「プラスの言葉遣い」 「呼吸法」 「座禅」 「写経・読経」
この5つを軸に提案される、苦しまない生き方。
実践可能なものが、1つはあるかも知れません。