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貨幣進化論―「成長なき時代」の通貨システム (新潮選書)
 
 

貨幣進化論―「成長なき時代」の通貨システム (新潮選書) [単行本]

岩村 充
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,365 通常配送無料 詳細
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貨幣進化論―「成長なき時代」の通貨システム (新潮選書) + エンデの遺言 ―根源からお金を問うこと (講談社プラスアルファ文庫)
合計価格: ¥ 2,245

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

格差と貧困、通貨危機、バブル、デフレ、そしてハイパーインフレ…いまの貨幣には何か本質的な欠陥があるのではないか。四千年の経済史から、「右肩上がりの成長を前提としたシステム」の限界に鋭く迫るスリリングな論考。果たして、マイナス成長時代を生き抜く処方箋はあるのか?日銀を飛び出した異色の経済学者が辿り着いた「貨幣多様化論」。

出版社からのコメント

なぜ「お金」は正しく機能しなくなったのか----。最新の経済課題に、歴史的視点から取り組む!
●経済成長はわずか200年の幸運に過ぎないのか?
●人口・技術革新・資本市場と経済成長の関係は?
●「エンデの遺言」の言う通り「金利」が格差拡大の犯人なのか?
●徳政令・戦争による「リセット効果」の功罪とは?
●なぜユーロなどの「通貨統合」は失敗するのか?
●円・日本国債はなぜ買われ続けるのか?
●自然利子率と「流動性の罠」のメカニズムとは?
●インフレターゲット論のどこが間違っているのか?
●究極のデフレ対策は金利をマイナスにすること?
●ゲゼルの「金利付き貨幣」は電子マネーで実現するのか?
●そして忍び寄るハイパーインフレの恐怖?
●なぜ貨幣は多様化させるべきなのか?

登録情報

  • 単行本: 302ページ
  • 出版社: 新潮社 (2010/09)
  • ISBN-10: 4106036665
  • ISBN-13: 978-4106036668
  • 発売日: 2010/09
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.2 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
17 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 西山達弘 トップ500レビュアー
我々が普段から接し、当然のことのように受け入れている貨幣について、その成り立ちから、金本位制、ブレトンウッズ体制の発足と変動相場制への移行、そしてユーロ発足までの歴史をたどり、さらにこれからの貨幣の方向性を探っていく意欲作である。

架空の島パンの木の国を例に挙げ、国と国民と銀行との関係をわかりやすく説明し、シニョレッジ(貨幣発行益)の考え方、一国の貨幣を清算するとどうなるのかまで、明快に説いている。

自然利子率の考え方、バブルの発生と恐慌、ハイパーインフレ、インフレターゲット論など貨幣をめぐる基本的な考え方を解説し、基本的な入門書としてもすぐれたものに仕上がっている。
著者によれば現在日本で進行中のデフレは、いままでの経済理論では説明ができないという。統計的に失業率と物価が逆相関であることを説明したフィリップス曲線が、日本をはじめとする先進国においては水平または発散している現実を示し、今までの成長とインフレを前提にしていた貨幣制度が行き詰まりを見せているとしている。
そのうえで、貨幣に金利をつけるマイナス金利のような考え方を提示している。

深く考えさせられ、多くのことを学ばせてもらった本である。
近未来に日本と世界に起こるであろう貨幣をめぐる大きな変動(著者はあとがきで、突然いなくなってしまうミツバチを例にたとえ、相転移という形で起こる可能性を示している。)を予感させる。

そして、人類を近づく脅威に気が付かず市場という船の上で無駄な議論とばか騒ぎを繰り返す愚者の集団としている。
残念ながら、地球環境をめぐるCO2削減の議論や、生物多様性の議論、核のない世界への議論などみても、著者の主張は正しそうである。
試行錯誤でできた貨幣制度を今一度、試行錯誤をしつつ生まれ変わらせることができるのであろうか。
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
推奨 2011/3/21
By zigeunerweisen VINE™ メンバー
優れた理論家でもある岩村氏が、物語風に貨幣の歴史を語る一冊。経済史としても秀逸である。教材としては使いにくいだろうが、学生諸君やビジネスパースンの教養書として大いに推奨したい。通学や通勤の途上に気軽に読める。際物的な“マネー本”が氾濫する中で、本書は一種の清々しさを湛えていると感ずるだろう。日銀の貨幣博物館の協力が得られたのであろうか、本書の「パネル」に登場する画像も大変興味深い。中国の交子やストックホルム銀行券の画像など、レビュアーには初見のものが少なくなかった。著者と出版社の本づくりにかける情熱が伝わり、好感が持てた。
このレビューは参考になりましたか?
11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
キッズレビュー
導入部では、とある孤島の経済生活の物語をモチーフとして貨幣の原初発生から終焉までの過程を説明しています。
そもそもお金とは何であるか?を完結するお金のストーリーを用いて冒頭でわかりやすくイメージさせたうえで、
現実の貨幣の歴史的変遷(金貨、兌換紙幣、固定相場制、そして変動相場制下での近代経済問題)を紹介し、
最後に恒常的インフレや経済成長を前提にしない通貨の仕組みを考えてみることの価値について提案されています。

一般的受容性のある通貨をそれぞれの政府に独占させずに分散創出させる制度にはどのようなものが考えられるのか、
そしてどんな影響や効果を生むのか、もっと具体的に本書の先を考える意味はあると思います。

一方で、通貨多様性の提案が現在の通貨が一部に偏在していることや、通貨が死蔵されてしまうことの不都合の裏返し
であるととらえるならば、通貨流通速度を加速できる社会の制度設計にも大きな検討の余地があるかもしれません。
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最近のカスタマーレビュー
疑問あり
貨幣の歴史を分かりやすく説明してくれています。... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: hiro
勉強になりました!でも・・・
 学部レベルの経済学は知ってても、貨幣を専門に勉強したことのない浅学非学の身にとって、とても面白く読めた本でした。... 続きを読む
投稿日: 8か月前 投稿者: レイ
とにかくおもしろい金融政策の解説本
序盤は、貨幣論を理解するための重要なテーマについて、小学生でも分かるような平易な内容で説いてくれます。... 続きを読む
投稿日: 9か月前 投稿者: らきすけ
入門用ということか?
全体的に興味深く読めたけど、何だかバランスが悪いと思った。... 続きを読む
投稿日: 9か月前 投稿者: Tiempo es dinero
「貨幣」の「進化」を知るのに分かりやすい良著
表題のとおり、どのような条件下で「貨幣」が生まれ(裏表として「金利」が生まれ)、経済条件の変化に応じて「進化」してきたかの歴史観を俯瞰するのに極めて優れた本です。... 続きを読む
投稿日: 12か月前 投稿者: amz292
どこかで読んだような内容が多いような・・・。
貨幣進化論というタイトルの通り、進化論を信仰する著者の意図が読み取れる。... 続きを読む
投稿日: 15か月前 投稿者: テヒ
多くの人が、急を要し読むべき書ではないだろうか!
「貨幣の何かがおかしい。そう思うことはありませんか。」... 続きを読む
投稿日: 17か月前 投稿者: とある数楽者
貨幣というシステムを裏打ちしているのは国民である
非常に知的且つ知恵深い本である。貨幣の進化、つまりは経済・金融の生きた歴史が腑に落ちる。
知恵の部分を拾い上げる。... 続きを読む
投稿日: 17か月前 投稿者: 海
寓話や歴史上のエピソード等、わかりやすく書かれているが、実は高度な内容。
通貨とは、そもそも何なのか?

パンの木の島の物語、という寓話に始まり、金本位制の時代をぐるっと巡って、... 続きを読む
投稿日: 19か月前 投稿者: あらフォーティー
落とした十文の銭を五十文の松明を買って探すのはよいことか
この書は物々交換からはじまった経済が,貨幣経済として成立していくまでを追った本である。... 続きを読む
投稿日: 20か月前 投稿者: Gori
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