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貨幣の日本史 (朝日選書)
 
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貨幣の日本史 (朝日選書) [ペーパーバック]

東野 治之
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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貨幣の日本史 (朝日選書) + お金から見た幕末維新――財政破綻と円の誕生(祥伝社新書219)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

出土銭から紙幣まで。始まりはまじない用の銭から。貨幣から見えてくる歴史…銅銭を輸入し、紙幣を拒否した日本。中国銭「永楽通宝」の文字は日本僧の筆蹟。アダム・スミスも注目した豊富な日本銅。

内容(「MARC」データベースより)

貨幣は単に経済だけでなく、広く社会、文化に関する豊かな情報を秘めている。銅銭を輸入し紙幣を拒否した日本、中国銭・永楽通宝の文字は日本僧の筆蹟、世界史を動かした日本銀など、貨幣から日本史を見る。〈ソフトカバー〉

登録情報

  • ペーパーバック: 283ページ
  • 出版社: 朝日新聞社 (1997/03)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4022596740
  • ISBN-13: 978-4022596741
  • 発売日: 1997/03
  • 商品の寸法: 18.6 x 12.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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形式:ペーパーバック
古代から近代に至る日本通史であるが、書名のとおり、貨幣を軸に据えて見ることにより、一般に知られていない日本の歴史が見えてくる。

本書は、古代の富本銭の性格や和同開珎の手本となった唐銭の問題、中世の大量の宋銭の輸入と流通、中世末から近世初めにかけて大量に流出して世界史を動かした日本銀、近世の銅銭輸出と田沼意次の貨幣政策、開国と金流出の問題、と、貨幣の大きな流れを見ることによって、「歴史の大きな流れや、日本史と世界史のダイナミックなつながり」を鮮やかに描き出している。はしがきにあるように、このような通史は日本史家、古銭家、考古学者の、それぞれの成果を取り込んで初めて書くことができるものであろう。

本書は一般向けの書物ではあるが、もちろん最新の研究成果の裏付けを持っており、読みやすい文章と豊富な貨幣の図版によって、「貨幣」という国境を超えて流通するモノを通して語る歴史の面白さを再発見させてくれる。歴史に興味のある人と古銭のコレクターの双方に、ぜひ一読を勧めたい。

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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:ペーパーバック
 まず、和同開珎が最初は銅貨ではなく、銀貨として鋳造されたこと。その文字は唐の開元通宝のコピーであること。西洋では鋳貨は打圧して刻印されるが、中国を中心とするアジアの通貨は円形方孔で鋳型に流して作られることを明確に説明しています。
 日本は宋銭、元銭、明銭、を輸入してきたことはよく知られていますが、それは中国の生糸、絹織物を輸入するための倭寇や朱印船貿易によってなされた対中貿易で大量に輸入されたことを、克明に述べられています。
 また、日本が石見銀山などで大量産出する銀と大量の金の輸出貿易が、大航海期のポルトガルとオランダの勃興と衰退を決定付けたと言う指摘も興味深い話です。
 幕末開港の時期にハリスが難題を言って、日本に不利な形でメキシコドルと日本の銀貨の交換レートを押し付け、それを金に換えて、莫大な金が流出したことは教科書で習いますが、その詳細も記されています。
 1971年のニクソンショック後の日本の対応も、それに関連させて揶揄されています。
 何より面白いのは、世界史とアジア史の中で日本を位置づけ、ダイナミックに貨幣史を描いている点で、類書に見られない鮮やかな切り口だといえましょう。
 貨幣論の視点から見ても、見逃せない力作で、今日まで、この本の存在を知らなかったのは不思議なくらいです。たぶんロングセラーになるでしょう。
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By 浦辺 登 VINE™ メンバー
形式:ペーパーバック
 日常、何気なく使っている貨幣の歴史を知ることができ、硬貨や紙幣の誕生まで、その背景も含めての解説となっている。
 洋の東西、国際紛争の原因は経済、財政問題からの発展だが、その背景も知ることができる。意外にも、鎖国状態の日本が金銀銅の貴金属の輸出大国であったとは驚き。このことがヨーロッパの経済状態に影響を与えていたとは、知らなかった。
 今までの歴史からは窺い知れない事実もあり、歴史を多角的に見ることができる。
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