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財界の正体 (講談社現代新書)
 
 
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財界の正体 (講談社現代新書) [新書]

川北 隆雄
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 798 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容説明

経済エリートたちはどうやって日本を動かしてきたのか? 献金システムの変遷、政策への関与の方法、日本経団連はじめ財界団体内部の仕組み、今後のゆくえなど、揺れる実態をつぶさに解剖! 財界の素顔を知る最適の一冊。

【目次】

第一章 財界とは何か
第二章 政治献金の裏表
第三章 国の政策も動かす
第四章 「財界・奥の院」をのぞいてみる
第五章 グローバル化を進める財界
第六章 財界に明日はあるか

内容(「BOOK」データベースより)

政治献金の歴史、各団体の歴史と特徴、税制・雇用対策・構造改革への関与―日本を動かしてきたパワーエリートを徹底解剖。

登録情報

  • 新書: 272ページ
  • 出版社: 講談社 (2011/1/18)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062880873
  • ISBN-13: 978-4062880879
  • 発売日: 2011/1/18
  • 商品パッケージの寸法: 17.4 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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13 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By be3osaka トップ500レビュアー VINE™ メンバー
財界と政策決定という問題意識をもって読んでみました。特に、小泉内閣当時の経済財諮問会議がどう立案して、それがどう機能したのか、そして実現した政策はどんなものか。こういう問題意識にもちゃんと応えてくれる内容でした。

著者は新聞社にいた方で事実の集積とその分類、分析力にはすごいものがあります。財界データブックとして充分な機能を果たすはずです。しかも単なる財界物語として書いているのではなくて、政治献金などでは批判的なスタンスでとりあげ叙述されているところに好感を持てます。

世界の財界に関することも大いに興味を持ちました。ドイツ、アメリカ、イギリス、欧州と基礎的な知識だけですがほかではあまり目にしない内容で興味を持ちました。印象としては日本の財界ほど政治へ直接的な影響力をもっていない、逆にいうと日本の財界と政治が密着しすぎているのかなという感じが残りました。

最後の部分で民主党と財界の関係に触れています。民主党が急速に財界よりになっていく経緯がよくわかる叙述です。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
 著者は東京新聞・中日新聞の編集局員の方です。本書は「財界」を「経済界の利益を政治的アリーナで実現しようとする集団」と定義し、特に、日本経団連、経済同友会、日本商工会議所の三団体を「財界三団体」とよびます。このうち経団連についての記載が多い。旧経団連は、戦後、保守政党に自由主義体制を守るためのいわば保険料として献金してきました。昔は、資本金や売上高等から会員企業に献金額の割り当てをしていたそうです(「花村リスト」というそうです)。しかし、経団連は2004年から政策評価という政党採点を行い、この採点結果に応じて政党(自民党と民主党)の献金額を決定するようになります。経団連はどういう政策を望んでいるかを発信します。つまり、経団連の提言する政策を受け入れるほど献金額もUPすることになり、「カネも出すが口も出す」というシステムに変質していきます。それにともない「自由主義体制を守るための保険料」から「政治活動コストを負担する社会貢献」という論法が用いられることになります。
 もともと経団連は自民党への献金に傾斜していましたが、政権交代によりこれが裏目に出ます。鳩山政権では完全に突き放されましたが、菅政権から再び接近します。献金の良し悪しはともかく、こういう長年のシステムにストレスを与えた、という意味では政権交代というのは一定の意義があったのかもしれない、とおもった。
 あとおもしろかったのは、なぜ忙しい企業経営者が財界活動をするのか。名誉欲(+使命感)もあるし、国の中枢に近づくことで良質の情報を得られるというメリットもある。あとは勲章がもらえる。やはり官位(?)というのは人間の性として魅力があるものなのだろうか。
 アメリカは経団連みたいな団体はなくて、3万人のロビイストがロビイング規制法の下で議員に働きかけることにより政策実現するそうです。アメリカは大きいのでなかなか一箇所に集まれないという事情もあるそうですが。
 経団連は、法人税の引き下げと社会保障負担の軽減を希望しています。しかし、それでは財政がもたない。だから、消費税を導入したいという意向のようです。政治の動きを見て解釈する上ではとてもいい参考書になる本です。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 良書です 2011/3/20
By mfhty トップ500レビュアー VINE™ メンバー
 第1章は「財界とは何か」、第2章は「政治献金の裏表」、第3章は「国の政策も動かす」、第4章は「財界・奥の院をのぞいてみる」、第5章は「グローバル化を進める財界」、第6章は「財界に明日はあるか」という構成になっており、財界が日本の政治に与えている影響(良い面も悪い面も)について、バランスよく記述しています。
※財界=本書では、日本経団連、同友会、日商の3団体を対象にしているが、中でも日本経団連ウエイトをおいて記述。

 財界が政治に対して影響力を発揮するルートは主に「政治献金への関与」と「財界人が政府の諮問機関などに入り意見を主張すること」の2つがありますが、本書では、そのことについて第2章、第3章で的確に説明しています。
 私は、本書を読んで、日本経団連の政治献金の方式が時代ごとにどのように変遷してきたかについて、また、献金が政治に大きく影響を与えていることについて、よく理解でき、とても参考になりました。
 また、「製造業への労働者派遣の規制緩和に宮内義彦氏(オリックス)がどのようにかかわったか」に関する記述は、財界人が実際に政策を動かし、その後の派遣労働問題や格差社会を生み出す原因になったという面でとても興味深い記述です。
 さらに、自民党政権と二人三脚で歩んできた日本経団連が、民主党政権になってから、どのような立場をとっているかも理解できました。

 しっかりとした内容で、構成もきちんとした非常に優れた本と思います。お勧めします。
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