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財務官僚の出世と人事 (文春新書)
 
 

財務官僚の出世と人事 (文春新書) [新書]

岸 宣仁
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

試験の成績に関する限り、彼らは幼少の頃から「優秀」「できる子」の折り紙をつけられ、「神童」の評判を取った人物も多かったはずだ。それだけ頭のいい人物がいったいどんな出世競争を繰り広げているのか。日本一熾烈なエリート戦争、勝者と敗者を分けたものは何か?1000枚の取材メモで再現。歴代事務次官の出身高校・大学リスト付。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

岸 宣仁
1949年埼玉県生まれ。73年東京外国語大学卒業後、読売新聞社入社。横浜支局を経て経済部に勤務し、大蔵省、通産省、農水省、経企庁、日銀、証券、経団連機械、重工クラブなどを担当した。91年読売新聞社を退社、経済ジャーナリストとして知的財産権、技術開発、雇用問題などをテーマにしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 251ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2010/08)
  • ISBN-10: 4166607650
  • ISBN-13: 978-4166607655
  • 発売日: 2010/08
  • 商品の寸法: 17.4 x 11 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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By 麒麟児 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:新書
「官僚のなかの官僚」のそのまたなかの官僚とでも云うべき大蔵省(現 財務省)事務次官の座をめぐる人間臭さに満ち満ちた人事のドラマを、著者が長年の取材メモを元に書き下ろした一著。エピソードも満載で、官僚制度ひいては日本の政治経済体制について多くの知見を与えてくれる好著である。

「今回の騒動で先輩や後輩などいろいろな人たちから話を聞いて、誰に信望が集まっているか、よく分かった。結局、武藤、君だったよ」(95頁、小村武の言葉)。

「山口君、総理は僕だよ」(116頁、中曾根康弘の言葉)。

「いやいや、われわれが本当に強かったら、日本の財政なんてこんなふうになっていませんよ。国、地方合わせて八百兆円の借金なんてね。要するに主計局は、常に敗戦、敗北の歴史です、僕に言わせれば。政治と闘って勝ったためしはないんじゃないの、正直な話・・・・・・」(177頁、武藤敏郎の言葉)

個人的には、1989年12月の公定歩合引き上げ白紙撤回事件の真相(156〜165頁)など、本書により初めて知ったことも多く、大変勉強になった。それにしても「役人は人事がすべて」(247頁)ではあるにしても、これだけ優秀な数多の人材群が数十年もの間、一つのポストをめぐって恰もただ競争のためだけに圧力釜で蒸されるかのような状況は、とても正常とは思われない。ある意味、壮大な国家的損失(無駄)ではないのか。
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 革命人士 トップ500レビュアー
形式:新書
負け知らずで東大を出て、入省後も激烈な次官レースを繰り広げる財務官僚人事のエピソード。組織人なら、日本一のエリートが撃ち合う姿が面白くないわけがない。学校までは単純に成績で優劣が決まったものが、役所に入ると全人的な評価をされる。東大席次、公務員上級、司法試験すべて1位という三冠王ですら、次官になれずに消えていく。単なる秀才じゃじゃない遊びもやる「ワル」じゃなきゃ昇進できず、仕事で猛烈にアピールしてもスキャンダルやら、政治家に嫌われ引責退官、仕事も遊びも出来て人格円満ということで次官にたどり着いても、退官後に日銀総裁も手からすり抜け、なっても引責辞任……レースを突破しても幸せそうな人生を送っている人はどれだけいるんだろうと思ってしまう。一度は退官を表明しつつ出戻った後、ラッキーな昇進を続け、財務官にたどり着いてしまったミスター円が意外に楽しそうな役人生活を送っていたりするのが面白い。

財務官僚の出世コースも面白い。次官−主計局長−官房長のルートははっきりしていて、レースはまず、主計局にどれだけしがみつけるかでふるいにかけられ、最終決着は多くの場合、官房三課長、遅くても主計局次長の後任人事でついてしまう。それでも一昔前は、他の植民地官庁の次官に出たり(同期から5人も出したことも)華やかだった。それにしても、ちょっと前までは、政府系金融機関の総裁や東証理事長が約束されていたが、統合や天下り忌避の風潮で「次官後」のポストは年々減りつつある。財務省自体は民主党政権下で権力は一向に衰えないが、次官レースは報われるのだろうか。著者の言うように「次官」自体が無くなるかも知れないが、「人事がすべて」の彼らはレースの報酬が少ないことを知り、どのように仕事へのモチベーションを保つのだろうか、と思う。次官を辞めてからも続く人事の一喜一憂。15年も雌伏した斎藤も含め「身を引く」難しさを思う。
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15 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
旧大蔵省の出世レースについて、取材結果を纏めたもの。大物を軸に展開する流れで、話題性のある日本郵政社長の斎藤事務次官を最初に取り上げていますが、日銀総裁になりそこなった武藤事務次官、ミスター円の榊原財務官のパートとともに、これらはどちらかというと、それぞれの出世物語の感があり、出世ポストがどうなっているのかということを知るには、2章の「花の41年組」と6章の「入省成績と出世の相関関係」の方が興味深く読めました。

全体を通じて感じたことは、国のあり方を確りと支える官僚軍団である財務省は、本当に頭が良くて凄い人たちの集まりであるということで、自分とはまったく違う世界の人たちだなということでした。何だか勿体ないというようにも感じたので、事務次官制度を廃止したら、もっと違うことに目標を持つことが出来るし、出世レースに脱落した人の活性化にも繋がると思うので、より良い仕事をする集団になれるのではないかと思いました。
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投稿日: 3か月前 投稿者: ぴよぴよ
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投稿日: 9か月前 投稿者: 開運
ネタが古いのでは
登場人物が古く、他の書物にも出てくる人が多く新鮮味がない。
投稿日: 9か月前 投稿者: beatlesfan
いやあ、一生勉強ですね
サラリーマンの端くれであっても、他人も含め、人事異動、昇格は気になるもの。まして、エリート中のエリートが集まる財務省(旧大蔵)の人事ともなると、興味深々になります... 続きを読む
投稿日: 14か月前 投稿者: 993改
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投稿日: 20か月前 投稿者: Gori
おもしろい、よく分かる/膨大な取材成果が生きている
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投稿日: 21か月前 投稿者: お尻ぷりぷり
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