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確かに話の中でリンダの成長があったり、意外なメッセンジャー(バレバレですが)がグインに関する重要な情報をもたらしたりと、それなりの山場や見せ場はありますが、それで1冊を潰してしまうのは「勘弁してくれ」という気持ちになります。マリウスやレムスの処遇がわずか数行で片付いてしまう(それまで散々悩む描写はありますが)のですから、ナリスの思い出話やグインへの畏敬の念はほどほどにして、百巻に向けた加速に入って欲しい…というのはやはり、古株読者の我侭に過ぎないのかもしれません。
しかしながら、95巻を読んでいたときも感じたのですが、後4巻で当初の到達目標である「豹頭王の花嫁」に辿り着けるとは到底思えません。畳まれていない風呂敷はあまりに巨大で、このまま未完の物語と化してしまうのではないか、と思われてなりません。もしかしたら、読者にそういう気持ちを起こさせての「大逆転」というのが栗本先生の狙いなのかもしれませんが……などと考えていると本当に、物語以外でももどかしさを禁じえませんね。
「そこがよい!」という意見もあるとは思いますが、純粋にヒロイックファンタジーを楽しみたい自分としては、もう少しテンポよくストーリーが進んでくれるとうれしいです。
とはいえ、次巻にはいつも期待しています(笑)
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