コバルト文庫でBL・・・というのにいまだ違和感あり、
避けていたのですが食わず嫌いでした。
「おまえが悪い!なんでキスなんかするんだよ!」
「そ、そっちこそ!」
「あーもう!」
踵を返して出てゆく豹の背中に、
「晩メシは!?」
瀬良が問いかけた。
「食うとも!」
「そうですか!じゃああとで!」
「おう!」
隣り合ったドアがバタンと閉まる。
どかどかと足音も荒く自室の奥に進み、ベッドに体を投げ出し
たまらずクロールの真似をする。
(絶対どうかしてるって、おれ!)
ハハハハ!どうですこの文章のテンポのいいこと!
金丸作品初めてでしたが今度から絶対チェックします。
加えて、山田ユギのイラストがおそろしいまでにマッチしていて
小説を読むと同時にコミックを楽しんでいる錯覚に陥ります。
一粒で二度おいしい。
「濃厚なエッチは食傷気味。でも面白いBLないかなあ」
という方に、うってつけの一冊です。