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さて、ストーリーの方だが、探偵作家ミセス・オリヴァは、ある昼食会の席で、見知らぬ婦人から受けた奇妙な相談に不快感を感じつつも、好奇心を押さえ切れず、旧友のポアロを訪ねる。ミセス・オリヴァの名づけ子であり、その婦人の息子の結婚相手でもある娘の親に起こった12年前の事件の真相は、「母親が父親を殺したものだったのか、父親が母親を殺したものだったのか」というのだ。
ポアロとミセス・オリヴァは、歳月の経過が人の記憶を曖昧にすることを懸念しつつも、真相解明のために、象のように記憶力の良い当時の関係者の発見に乗り出すことになる(ちなみに、子供たちが小さいときから聞かされるお話では、象は、何年も前に自分の鼻に針を突き刺した人を憶えているのだそうだ)。事件前のはるか遠い昔にまで遡る「象捜し」の旅の末に、ポアロが行き着いた、哀しくも美しい、愛の悲劇の真実とは、一体、何だったのだろうか…。
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