出版社/著者からの内容紹介
米中二大国に支配され、すべてを失った日本。荒廃した東京に囲い込まれた人々の唯一の希望は、一頭の“象”だった――。圧倒的創造性で綴る幻想絵巻。
内容(「BOOK」データベースより)
東京で最大規模の極東アメリカは明治神宮の跡地から自転車で丸半日行ったところ、ほぼ首都の西の果てにあった。―すべてを失った日本。唯一の希望は一頭の“象”だった。圧倒的な創造性で、並行世界を綴った幻想絵巻。第15回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作。
内容(「MARC」データベースより)
すべてを失った日本。唯一の希望は一頭の「象」だった-。圧倒的な創造性でもうひとつの日本、並行世界を綴った幻想絵巻。第15回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作。
著者 渡辺球, 2003/11/21
これはアメリカと中国に軍事的進出を許したもうひとつの日本の物語 です。
――二十一世紀後半。数度にわたるエネルギー危機を経た日本の国力は 極度に衰退し、人々の生活レベルは十九世紀前半に逆戻りしていた。二つの大国、アメリカと中国は軍隊を駐留させて日本支配を進めようとするが、互いに主導権を握ろうと各地で小競り合いを繰り返す。両国は日本人が地方に拡散しないよう東京に囲い込む政策においてのみ協力関係にあった。その結果地方は空洞化し、東京は四千万とも五千万ともいわれる人間が密集するスラム都市となる。食糧と物資の慢性的な欠乏により犯罪が多発する東京はもはや文明都市の面影を失い、日本人はドブネズミのように生きることを余儀なくされていた――
――二十一世紀後半。数度にわたるエネルギー危機を経た日本の国力は 極度に衰退し、人々の生活レベルは十九世紀前半に逆戻りしていた。二つの大国、アメリカと中国は軍隊を駐留させて日本支配を進めようとするが、互いに主導権を握ろうと各地で小競り合いを繰り返す。両国は日本人が地方に拡散しないよう東京に囲い込む政策においてのみ協力関係にあった。その結果地方は空洞化し、東京は四千万とも五千万ともいわれる人間が密集するスラム都市となる。食糧と物資の慢性的な欠乏により犯罪が多発する東京はもはや文明都市の面影を失い、日本人はドブネズミのように生きることを余儀なくされていた――
陰惨な場面の描写も数々ありますが、テーマは人間が生まれながらに持 っている動物的な力強さです。決して全員が大団円を迎えるわけではありませんので、甘口の小説に飽きたときに読んでください。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
渡辺 球
1967年千葉県流山市生まれ。学習院大学法学部法学科卒。コンピュータ会社勤務を経て、現在は団体機関に勤務。『象の棲む街』で第15回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1967年千葉県流山市生まれ。学習院大学法学部法学科卒。コンピュータ会社勤務を経て、現在は団体機関に勤務。『象の棲む街』で第15回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)