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象の棲む街
 
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象の棲む街 [単行本]

渡辺 球
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

米中二大国に支配され、すべてを失った日本。荒廃した東京に囲い込まれた人々の唯一の希望は、一頭の“象”だった――。圧倒的創造性で綴る幻想絵巻。

内容(「BOOK」データベースより)

東京で最大規模の極東アメリカは明治神宮の跡地から自転車で丸半日行ったところ、ほぼ首都の西の果てにあった。―すべてを失った日本。唯一の希望は一頭の“象”だった。圧倒的な創造性で、並行世界を綴った幻想絵巻。第15回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作。

登録情報

  • 単行本: 254ページ
  • 出版社: 新潮社 (2003/12/19)
  • ISBN-10: 4104646016
  • ISBN-13: 978-4104646012
  • 発売日: 2003/12/19
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.8 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 861,043位 (本のベストセラーを見る)
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 現実になるかもね。, 2008/6/19
By 
レビュー対象商品: 象の棲む街 (単行本)
 小耳に挟んだ話だが、先日の米上院軍事委員会の席で、米中がハワイを挟んで太平洋を分割統治しないかという提案が中国からあったとか。まったく現実味のないお話ではなさそうだ。中身はただひたすら絶望に満ちた世界で、読後感が悪いのはたしかだが、ああいう終わり方以外に何ができるだろう。
 読んだきっかけは、佐藤哲也氏の「亭主の本棚」にあったから。
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8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 日本の未来は・・・, 2004/7/1
By 
夢追い虫 - レビューをすべて見る
(トップ1000レビュアー)   
レビュー対象商品: 象の棲む街 (単行本)
アメリカと中国の2国に支配され、荒廃する近未来の日本・・・。
そんな生活の中で唯一の希望となったのが、一頭の「象」だった。
連作短編の形を取りながら、章ごとの主人公は変わるスタイルになっています。

スラムと化した東京、地方にはほとんど人がいなくなる・・・ここで描かれている未来の日本が私にはどうも、まるっきりの幻想とはいえないような気がする。これから先のことを考えると少子化の問題・年金制度の崩壊・戦争や自衛隊の問題、どんどん暗いことばかりが頭に浮かんで、進歩するよりは荒廃の道をたどるのではないかと考えるほうが自然です。そんな日本の希望となるのが象。噂は聞いても、実際に見たことのある人はほとんどいない。希望の象徴として象を選んだ著者の選択は大正解。他の動物では説得力や魅力に欠けた気がします。

お話は最後の数ページでとんでもない方向へ進んでいきます。いささか腑に落ちない展開ではあるけれど「この日本は幻想なんだ」と考えてしまえばなんてことはない。なんの解決にもなっていない消化不良な読後感なので、ぜひぜひ続編を書いてもらえることを期待します。

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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 奇妙な未来, 2004/1/31
レビュー対象商品: 象の棲む街 (単行本)
終末観の漂う近未来の描写と場面転換のうまさに引き込まれて読みきると、奇妙な未来が頭の片隅にこびりついてしまいます。
略奪・強姦・復讐の「地見屋の襲撃」、静寂な田舎が舞台の「老年期の終わり」、主人公ハルが象になる幻想的な「象宮殿」等々のコントラストの強い8ストーリーが違和感なく繋がっているのは見事です。

自身が体験したような読後感になる小説です。

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