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豊臣家の人々 (角川文庫)
 
 

豊臣家の人々 (角川文庫) [文庫]

司馬 遼太郎
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

貧農の家に生まれながら関白となり、位人臣を極めた豊臣秀吉の奇蹟の栄達は、その一族、縁者たちを異常な運命に巻き込んだ。平凡な彼らに与えられた非凡な栄誉と境遇は、ときに豊臣凋落の予兆となる悲劇をもたらす。甥・秀次、正室・北ノ政所、弟・秀長、妹・朝日、養子とした皇族や武将、そして大坂城に散った淀殿と秀頼。彼らの運命を描きながら、豊臣の栄華と衰亡の軌跡をたどる司馬文学の傑作。文字が大きく読みやすい新装版。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

司馬 遼太郎
1923年(大正12年)、大阪市生まれ。大阪外国語学校(のちの大阪外国語大学、現在の大阪大学外国語学部)蒙古語(モンゴル語)学科卒業後、産経新聞社に入社。59年、『梟の城』で直木賞を受賞。その後、66年に菊池寛賞、72年に吉川英治文学賞、75年に日本芸術院賞恩賜賞、81、86年に読売文学賞、82年に朝日賞、88年に大佛次郎賞を受賞し、93年に文化勲章を受章。96年(平成8年)2月、72歳で永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 520ページ
  • 出版社: 角川書店; 改版;新装版 (2008/02)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4041290090
  • ISBN-13: 978-4041290095
  • 発売日: 2008/02
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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By 古本屋A トップ1000レビュアー
形式:文庫
数多ある司馬遼太郎の作品は、どれも気楽に読めて楽しいが、本書は、普通、主人公にはならない人々を描くことで、豊臣時代、戦国晩期の姿を描く傑作。それにしても、司馬遼太郎は、その博覧強記振りと分かりやすい文章で、歴史小説家では、群を抜く存在だけど、なぜか、駄目な奴というか、どうも芳しくない奴を書くのが実に上手だと思う。金吾中納言とか、秀次とか、その周辺縁者に出てくる何とも頼りないおかしな人物たちの心の動きや気持ちの動揺が本当にリアリティがあると思う。「新撰組血風録」でも殆どの短編がインチキくさい俗物が主人公で、TV化された新撰組の話のような「格好のよさ」はかけらも無い。でも司馬遼太郎の書くそういう人たちの心は、笑うだけでは済まない誰もが持つ自己愛や不安などが根底にあって、でも、どこか明るく楽しくそして悲惨で残酷に描くところが見事だと思う。坂口安吾が「二流の人」で秀次の狂態と秀吉の屈折した関係を鮮やかに描いたが、本書ではそれとはまったく違った形で、しかし見事に秀次と秀吉の関係が書かれていたと思う。安吾のあんな傑作の後に、こういうものを書くのだから立派だと思う。宇喜田秀家については、私自身は立派な人だったとは聞いていたが良く知らなかったので、本書で大いにイメージを育むことが出来て楽しかった。却って大物を主人公に据えた戦国物より、本書のほうが、時代や風俗が良く出ていて良いような気がした。
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形式:文庫
戦国の時代、夢のように生まれて、去った豊臣家。
その「豊臣家」を、秀吉に関連する10人の人間を題材に書いた作品。

こうして見ると、秀吉が生きているうちからも含め、豊臣家というのは
まさに夢から醒めるようにして全てが消えていったように思えます。

豊臣秀吉の時世の句といわれる

露と落ち 露と消えにし 我が身かな 浪速のことは 夢のまた夢

この句が非常に味わい深く感じるのも、「我が身」ならず
「豊臣家」自体が戦国時代という、時代が見せた夢幻だったのではないかと
感じてしまうからではないでしょうか。

豊臣政権が長続きし、何代にわたって現在までも家が存続していたら、
特に思うところもないようにも思えてしまうかもしれません。
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形式:文庫
自分の親族に総理大臣が現れたらどうします。しかもすごい個性的な総理大臣が。「豊臣家の人々」とそれと同じですよ。秀吉に振り回されたそれぞれの家族。みんな秀吉さえいなかったら人生狂わされなかったのにと臍をかんでいるでしょう。そういう人間喜劇(悲劇)が司馬遼太郎の冷徹な目で描かれています。これを読んだのが大学時代。夢中になって読みました。
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