図書館で司書をしている長女 絹代、お店のNO.1キャバ嬢の次女 もめん、若手人気女優の三女 由里子。
三姉妹は豆腐のような白いマンションで共同生活をしている。
絹代は控えめで生真面目。
だがその性格ゆえ周りから地味な存在として扱われてきたことでコンプレックスに支配され、上司と不倫関係という屈折した恋愛が分相応と思って生きている。
もめんは、おおざっぱで自尊心がつよい。
お店のNO.1キャバ嬢であり続けることによって唯一得られる自尊心を糧に生きている。
由里子は自我が強く、本音で生きる事を信条としている。
周りからは生意気でちょっと扱いにくい女優と思われている反面、かわいい容姿と飾らない正直さと自分に自身を持っているところが好かれてもいる。
三者三様の日常生活をちょっとコミカルに味付けしたエピソードで綴って、独立した3つのストーリーが同時進行で展開していく。
各ストーリーのエピソードの始まりと総括で朝食のシーンが挿入される。
三人が合成で同時に出演、絡んで、家族の問題として提起され、三者三様の世界観でストーリー展開され、また朝食のシーンで総括される。
吉高由里子の一人三役であるが、三種類の人間をうまく演じ分けている。
次女の生活はアニメで描かれているが、声のみでキャラクタをうまく表現しているし、実写で描かれる長女と三女の落差のあるキャラクタも、一人で演じているとは思えないぐらいの説得力をもって演じている。
次女のストーリーをアニメにしたのは正解で、かぶりもので実写したら幼稚園のお遊戯になって、洒落がきかなくて失笑だけになってしまう。
三女の女優のキャラクターは、他の映画出演作品やTVなどでお馴染みの感じでいつもどおりの印象だが、長女のキャラクターは今まで観たことがなく、この女優さんのふり幅の大きさに新鮮な驚きと魅力を感じる。
おのおの描かれるエピソードはドラマ性があってテンポも良く、最後まで楽しめるかと思いきやラストの1〜2分でまさかの展開に。
楽しんで観ていた時間を見事に帳消しにしてくれる、私が最も嫌いな最悪の手法で映画が収束して、この監督はダメだな〜裏切られたという失望感だけが残りました。
ほんとに嫌いな終わりかたなんです、ごめんなさい。