食品会社に携わる人は是非一度見てもらいたい作品です。
歯に衣着せない文体が当時の苦労をリアルに伝えてきます。
日本人がアメリカ(を含む諸外国)でビジネスをすることの大変さがよくわかります。
文化の違い、言語の壁、人間関係など泥臭いところまで網羅されています。
これはただのビジネス書ではありません。
むしろ、一人の男の手記といったほうが正しいと思います。
これを参考にするというよりかは、
この本を見て読者が考え一人一人が何かを掴み取る、そんな本です。
面白かったのが、海外勤務に最も必要な素養について。
赴任先の言語が出来るよりも大切なことが、
「自殺をしないで事業をやり遂げることができるか」。
ポジティブシンキングの人間の力強さを本からひしひしと感じます。
自分の車のナンバープレートをTOFUにしたり、
マラソン大会で豆腐のきぐるみを着て走るなど、なかなか出来ません。
今、この瞬間も中国などので新しい市場で○○バカが悪戦苦闘をしていると思うと、
自分も何かをしないといけないと熱いものがこみ上げてきます。
マーケティングやビジネスモデルと言ったことも大切ですが、
結局は担当者の粘り強さや想い、根性といったものが事業の成功を左右する。
やはり人が事業を作り、会社を創るのだと思い知らされました。
アメリカ一の豆腐屋のサクセスストーリー、
食品会社の社員だけでなくどんな業種の人でも、
そしてどんな職種の人にも読んでもらいたい一冊、☆5つです。