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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
懐かしくも新鮮な世界です。,
By アルラウネ (千葉県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 谷内六郎 昭和の想い出 (とんぼの本) (単行本)
週刊新潮の表紙絵でおなじみの谷内さんですが、貴重な初期の作品が多数載っています。美しく透明でいて、闇や無限の空間の怖さも表現している、あの表紙絵の原点を知りたい方にお勧めです。今は絶版になってしまった画集も多いので、貴重な一冊だと思います。また、記事や写真が多く、読みものとしても面白いです。
10 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
日本人の原風景を描き続けた画家,
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レビュー対象商品: 谷内六郎 昭和の想い出 (とんぼの本) (単行本)
川端康成に「昭和の夢二」とまで賞された。夢見るような空想世界、日本人の原風景を描き続けた画家。昭和31年「週刊新潮」創刊とともに描き続けた表紙絵は、59歳で没するまで1335枚の多きにのぼった。また、表紙絵以外にも、挿絵や装幀、広告、福祉活動など幅広い分野で活躍した。その中の代表的なものをカラー写真で紹介し、谷内六郎の表現世界を跡付けている。 「ぼくの表紙絵は一つのポイントとかアイデアをもっています。普通絵画は造型性だけによってあらゆるもの、思考とか感性とかを表現しますが、ぼくのには漫画で言えばギャグとかウィットみたいに何か一つのニュアンスによる焦点を出します。それが重要なぼくの絵の方法でもあります」(昭和44年)これは本人の弁。 「桃尻娘」の橋本治は、かれをシュールレアリストと呼ぶ。それも現実を超えた上というよりは「現実を超えたものが現実の中に収まって、そのまま現実になっている」すなわち「現実と幻想の境目がない」ということである。そう言われればそうで、違和感なく子供の世界に大人がいつのまにか入っていける雰囲気である。 宮城まり子の「ねむの木学園」に招かれて、園児たちと3年間、美術造型の生まれ出る過程を見届けた満足感もあった。 谷内六郎自らが病弱であったのを支えてくれたのは、親、兄弟、妻や子の愛情であった。そして何より幼い頃からの揺るがない絵を描く情熱が人一倍強かったのである(雅)
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