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護衛空母入門―その誕生と運用メカニズム (光人社NF文庫)
 
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護衛空母入門―その誕生と運用メカニズム (光人社NF文庫) [文庫]

大内 建二
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

戦争勃発後に出現し、戦争終結とともに任務を終えたロジスティックスの昇華。戦艦や正規空母のように表舞台において活躍する艦艇の陰になるも、主要戦場でその有用性を遺憾なく発揮した護衛空母。大艦巨砲を打ち破る恐るべき実力艦艇の誕生から、構造、運用、実戦に到るまで図版と写真を駆使して詳解する話題作。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

大内 建二
昭和14年、東京に生まれる。37年、立教大学理学部卒業後、小野田セメント株式会社(後の太平洋セメント株式会社)入社。中央研究所、開発部、札幌支店長、建材事業部長を歴任。平成11年、定年退職。船舶・航空専門誌などで執筆。「もう一つのタイタニック」で第4回海洋文学大賞入賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 285ページ
  • 出版社: 光人社 (2005/03)
  • ISBN-10: 4769824513
  • ISBN-13: 978-4769824510
  • 発売日: 2005/03
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
旧日本海軍の商船改造空母の大半が「正規空母の補助」にこだわりすぎ、直衛艦の低性能ぶりもたたって次々と沈められたのに対して、米英海軍の護衛空母は損害を蒙りながらも大半が激戦を生き延び、戦線の維持に大きく貢献した。本書では、その違いを、主に日米英3国における商船改造空母の設計や建造方式の比較により解説した良作である。油圧式カタパルトの威力やブロック工法の活用がもたらす工期の大幅な縮小が語られるなかで、読者は基礎的な工業技術の差が運命の分かれ道だったことに気付く。本書が主に米英の護衛空母を軸に展開しているのは、まさにその点を強調したいがためと思われるし、造船が工業技術の集合のひとつである以上、著者の論の進め方は適切と思われる。

ただし、通商護衛作戦をより適切に理解するためには、空母以外の護衛艦艇やその戦術についてもっと知る必要がある。大井篤『海上護衛戦』(学研M文庫)などと併せて読み進めることにより、本書の価値が初めて真に生きるものと信ずる。

私自身について言えば、小学生の頃に海戦記を読んで、戦艦「大和」がサマール島沖海戦で護衛空母を相手に苦戦するシーンに首をかしげたものである。その疑問が、本書を読むことで完全に氷解したのである。なるほど、カタパルトでマシンガンのように次々と飛行機を打ち出されては、前日に「武蔵」が航空攻撃で沈んだこともあるので、うかつに近寄ることもできないだろう。

世間は戦艦「大和」ブームで浮かれ気味だが、だからこそ本書のような冷徹な分析を読んで、頭を冷やしてもらいたいと思うのは私だけだろうか。
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17 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 太陽
形式:文庫
護衛空母というと、これまで一定の知識は持っていたものの、本書のようにまとめられたものは少ないと思います。そう言う意味でこれが文庫で読めると言うことには価値があると思います。他の方が述べているように一部事実誤認がありますし、事実にしても筆者の思い入れかくどい表現があるのは否めませんので、まったく知識がない方が読んで誤解されるのだけが心配です。一方では商船から改造した艦と商船設計を利用して新造された艦の外観の相違点など、これまであまり注目されなかったであろうポイントは興味深く読めます。
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22 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
本の最初が1940年9月1日ドイツ軍がポーランドにうんぬんという
思いっきりの間違いから話が始まるため、一瞬読む気が失せるが
そこからは興味深い話が多い。
もともと欧州のU-ボート対策から生まれた米英の護衛空母だが、
太平洋では対航空戦が主力の戦いとなり、特に特攻隊との戦いが
メインとなってしまったが、大活躍・大奮闘している。
それに対し日本の護衛空母(日本にはこの呼称はない)というか商船改造空母
はカタパルトの未装備がたたり航空機運搬船となっていた。
そして船団護衛にも出るのだが今度はレーダー等の不備で沈めるべき
潜水艦に逆にどんどんやられてしまう。
それにしても資源の乏しい日本側がこういう簡易空母を活用し戦わなければ
いけないのに裕福な方がこういう簡易空母を活用しまくるというのは皮肉な話だ。
空母造っても飛行機が離着艦できないなんて笑い話にも程がある。
最初にそれくらいのことわかりそうなものだと思うのだが。
日本軍の致命的欠点がここにはあると言えるだろう。
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