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護法童子
 
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護法童子 [コミック]

花輪 和一
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)

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登録情報

  • コミック
  • 出版社: ぶんか社 (2009/04)
  • ISBN-10: 4821187760
  • ISBN-13: 978-4821187768
  • 発売日: 2009/04
  • 商品の寸法: 20.6 x 15 x 4.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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By £±± トップ50レビュアー VINE™ メンバー
形式:コミック
 70年代初期にガロでどぎついエログロナンセンス漫画を描いていた著者が80年代前半に画風を大きく変えて挑んだ初連載作品、待望の復刻です。

 前半〜中盤は男女の童が合体し、正義のヒーロー「護法童子」として悪霊やエイリアン、悪の修験者、権力を嵩にに着る為政者、巨大ネズミ等と戦う対戦物で、それまでの作風からは想像が付かない程アクションシーンが素晴らしく、精密画を思わせる高い画力による異常かつ大胆な表現が随所に見られます。

 後半は現在の作者にも通じる人の業と宗教的救済に作話がシフトして、アクションシーンが減った事から連載当時は戸惑いましたが現在改めて読むと実に興味深いです。

 かつて双葉社から2巻で出ていた単行本をカラー口絵とあとがきまで一冊に再録し、新たに現在の作者のあとがきまで加えたお徳な本です。
 作風にかなり癖(善玉キャラクターの表情に感情移入がしにくい反面、悪玉や異形の物の描写は抜群に上手い等)が有りますが、時代を乗り越えた面白さが有ります。

 私見ですが、ゆでたまご先生の「ゆうれい小僧がやってきた!」に多大な影響を与えた作品ではないか、と思われます。
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形式:コミック
私の中では著者の作品のベスト1です。
独特の造形と発想がふんだんに盛り込まれ、バリエーション豊かで最初から最後まで飽きさせません。
エロ・グロも行き過ぎず、ユーモアのバランスも非常に良い。
絵も荒れておらず、精緻で緻密な絵を堪能する事が出来る。
著者が繰り返して来ている抑圧と救いのテーマも重すぎず自然な感動を得られる。

特に私は17話の「空蝉」が好きで連載当時に読んでから、こもれびがあるとその上を歩くようになりました。
私にとっては人生を変えてくれた本です。

著者の独自性とレベルの高さはもっと内外で評価されるべきものだと思います。
しかし現在と将来、著者が安息の日々を送る事が長年楽しませていただいた読者の一人として望む事です。
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By 椅子人間 殿堂入りレビュアー トップ50レビュアー
形式:コミック|Amazonが確認した購入
エッセイ漫画の「刑務所の中」で広く一般に名を知られる事となった作者ですが、その本領はやはり平安〜室町時代を舞台とした因業ものにあります。そしてこの「護法童子(月刊スーパーアクション・83〜86年)」は、平安路線の中でも屈指の完成度を誇ります。

今回復刊されるまで、双葉社版(全2巻)はずっとプレミア本状態でした。ぶんか社の復刻版は、1冊で全話を収録しており、500頁以上あります。「あとがき」と「なかがき(双葉版第二巻のあとがきの再録)」も付いてます。

巻頭の4頁は、目次を兼ねたカラーイラストになっています。旅之途次「大日如来の大光明(4頁)」もカラーイラスト的なもの。また「旅之序・護法童子縁起(4頁)」は台詞無しのプロローグで、これもフルカラーです。

童子と童女1人ずつでは無力だが、2人が合体すると天空を駆ける“護法童子”に変身し、強い力を発揮する事ができます。彼らが妖怪を退治したり人を助けたりしながら旅を続ける様子が、一話完結の連作形式で描かれます。戦いがあるのは中盤くらいまでと少なめだし、彼らが深く関わらない話もあったりします。

通常の漫画とは手触りの異なる花輪漫画にあって、本作の作劇はわりと正統的なものも多いです。各話のアイデア、特異なモンスターデザイン、異次元の幻想的な光景など、どれも素晴らしいものです。妖怪ものや怪奇・幻想系が好きな人なら、広くおすすめできるかと思います。

自分のベストは、怪奇色の濃厚な旅之拾四「人魚様」です。村の長者が、嵐の夜に浜に打ち上げられた人魚様を屋敷に連れ込み、手篭めにして抱いているのだが…というお話。人魚を冒涜した彼のたどる運命とは。

絵はもはや漫画の絵の範疇を超えるものです。1本1本の線に魂が込められ、その緻密な描き込みは執念すら感じさせます。

旅之序「護法童子縁起」

旅之壱「呪文月を巡る」
旅之弐「鬼娘」
旅之参「鬼神」
旅之四「気」
旅之五「おんあぼきゃ」
旅之六「おんあびら」
旅之七「猫館」
旅之八「神なし峠」
旅之九「天人様」
旅之拾「ねずみさま」
旅之拾壱「鬼やらい」

旅之途次「大日如来の大光明」

旅之拾弐「ひろひろへえ」
旅之拾参「黄金山」
旅之拾四「人魚様」
旅之拾五「もぐら男」
旅之拾六「雷神」
旅之拾七「空蝉」
旅之拾八「五色の鹿」
旅之拾九「水子沼」
旅之弐拾「流転」
旅之弐拾壱「炎の転輪宝」
旅之弐拾弐「信貴山」
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