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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
こんなもんじゃないでしょ!?,
By ちゃちゃ (東京都大田区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 議会の迷走 (小説フランス革命 4) (単行本)
フランスをテーマにしたらいまやこれほどの名手はいないはずの佐藤賢一。 そのフランス革命物語なんだから これでは★★くらいしか付けられません。 まちがいなく革命初期の主役だったミラボーが消え、 その役割が次の人間へと移っていくこの時点だからこそ このシリーズの問題点について書いておきたい。 とはいっても、 それはストーリーの本筋や人物の作り方とは別なんで 気にならない人も多いのかも。 でも言わせてもらうなら…… 独白が多すぎてしかも紋切り型。 かつこれじゃ、主役級のほとんどがなんと 性格の深いところでまるで同一人物みたい。 佐藤さん、もっとワクワクさせてください! 神は細部に宿るっていうじゃないですか!!
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
革命のライオン、ミラボー逝く,
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レビュー対象商品: 議会の迷走 (小説フランス革命 4) (単行本)
この小説フランス革命シリーズも第4巻。今回は、ナンシー事件から始まり、ミラボーの死で終わる。比較的静かな展開で、大きな動きはないが、むしろ、この後の激動の嵐の前の静けさといった感じか。 ミラボーが死ぬ前に、ロベスピエールと会話をする場面が、今回の一番の見せ場。志半ばにして病に倒れたミラボーが、革命の行く末を案じてロベスピエールに残した言葉が印象的だ。 おそらく、この後の展開を象徴する会話になるだろう。 次巻は2010年3月の発行予定ということだが、それまで待ちきれない。
5つ星のうち 3.0
ロベスピエールとカルヴァンはともに北部のピカルディ出身で独裁者に,
By
レビュー対象商品: 議会の迷走 (小説フランス革命 4) (単行本)
3巻末に登場したサンジュストの活躍もないというか、触れないというのは、約束違うでしょ、みたいな。途中、憲法制定国民議会の外交委員を務めるタレイランと、ほぼ首相並の影響力を持つまでに至ったミラボーが、それぞれスペインとロシア、イギリスとプロイセンから賄賂をもらうという場面があって、当時、ロシアはオスマントルコに攻め入りたかったけど、イギリスにバルト海に船を出されると困るから、そんな場合はフランス艦隊が演習でもしてくれると助かる、みたいな話は事実かどうかわからないのですが、面白かったかな。 4巻は聖職者民事基本法(Constitution civile du clerge 聖職者は他の官吏と同じ公務員にするという法律)の成立と対立が中心。この法律は教皇ピウス6世の承認を得ておらず、宣誓聖職者と宣誓拒否聖職者の二派に分かれてシスマ(教会分裂)が起こります。こうした中タレイランは元々財産で買ったものだということで、司教座を手放します。当時の司教なんていうのはカネで売買され、女犯もし放題。改めて思うのですが、カトリックが、今みたいに(昔と比べればまだ)マシになったのって、ここ100年ぐらいなのかもしれませんね。 死の床についたミラボーがロベスピエールを呼んで、同じピカルディ出身のカルヴァンのように専制政治を敷かないようにと忠告する場面は印象的。カルヴァンが神権政治を敷いていたジュネーブは、個人的にも歴史上住みたくない街のワーストスリーぐらいに入るのですが、専制政治で住民を恐怖に陥れたロベスピエールもカルヴァンも、フランス北部のピカルディ出身者というのは知りませんでした。
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