シリーズを通して「ちょっととぼけてドジではあるが敏腕銭形が活躍する推理もの」として一級の完成度を持った作品です。
原作漫画では各キャラクターが安定していない(そもそも不二子とか毎回別人のように描かれたり)作劇ですが、銭形は敏腕で優秀で冷酷な面を持ったキャラクターとして描かれていました。
アニメでは三枚目の面が協調されていますが(原作ではルパンを殺そうとしたり普通にしているのに)、その愛らしさと親しみやすさはアニメ銭形の魅力。
そのハイブリッドとしてアニメの銭形のイメージを崩さず、優秀な推理力を持った警部として作劇されているのがとっても嬉しいし面白い。
犯人はどの犯罪でも犯人をルパンに仕立てあげようとするため、ルパン捜査の第一人者として銭形が毎回登場する訳ですが、まず一目でルパンじゃないと見破ってから真犯人を追い詰めて行くプロセスが定番化しています。
「むむっ人死にが出ているのかね」という定番台詞もアニメからきた「ルパンは盗みではなかなか人を殺さない」イメージがあるとなるほどなと思うところ。優秀さは原作から、キャラクター象はアニメから取ったこの銭形の姿で活躍するアニメが見たいところです。