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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
うわさどおりの,
By しゅうへい (岡山市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 警視庁草紙〈上〉―山田風太郎明治小説全集〈1〉 (ちくま文庫) (文庫)
「山田風太郎の明治物はすごい」としばしば耳にするので、どんなものかと手にしてみました。魅了されました。 虚実ないまぜとはこのことでしょう。 司馬遼太郎などを読んでいて、ある程度のことは歴史上の事実として知っていることですが、その歴史上の出来事と完全なフィクションが織りなすようにつむぎだされています。 フィクションではありながら、なるほどあの事件(人物)にはこんな後日談があったのかと納得しそうになります。 逆に言うと、維新前後の予備知識がないと十分には楽しめないかもしれません。 そして、これは評判として聞いていたことですが、明治初期の風俗や人情が実に細やかに描かれています。 これは、読み進むしかないでしょう、山田風太郎の明治物。 宝の山を見つけた気分です。
10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
あっただろうな(笑)という説得力,
By ホレイシア (東京都国分寺市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 警視庁草紙〈上〉―山田風太郎明治小説全集〈1〉 (ちくま文庫) (文庫)
詳細は十分に前のお二人が書かれているので省略するが、笑った笑った。それはそうだろう、仕事の引き継ぎなんかないわけだから、二つの警察組織があった時期は絶対にあったはずで、旧の側が新の方を邪魔するのは、しごく当然であろう。司馬遼太郎氏の「翔ぶが如く」を読んだ後、青山墓地墓参ツアーを決行し、そのときにも行ったのだが、これを読んだ後でもう一度、花見を兼ねて川路大警視の墓参りをし、墓前で一献傾けてきた。苦労したよね、この人(笑)。
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
物語としての面白さを追求する,
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レビュー対象商品: 警視庁草紙〈上〉―山田風太郎明治小説全集〈1〉 (ちくま文庫) (文庫)
風太郎翁の小説は、紆余曲折、波乱万丈、奇想天外、痛快無比、天下無双。この作もまた同じである。 「仔細に検討するとおかしなことがたくさんあるがそんなことは気にならなくなってしまう展開のスピード感と面白さ」 なのである。 その他面にはどんな苦労をしたかは知らないが、その苦労を見せること感じさせることこそ野暮の骨頂だった。 「怠ける方へ、怠ける方へ、いかにすればラクに、いい加減に、この世を渡れるか、ということを目的として 『悪戦苦闘』してきたようだ」 という悪戦苦闘ぶりが、この『警視庁草紙』には満載である。 せめて読者は「寸暇をおしんで」読みますか。
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