「選ばれし捜査一課員(S1S)」としての活躍までの警察官・刑事人生物語実話篇。
警察組織の内輪話が散りばめられ、有名な事件との関わりも出てきて、興味津々で読めるところもある。
警察組織も一般の会社組織と似たような側面を持っ組織体なんだ。いずこも適材適所が重要であることには変りなし。ノンキャリアは基礎からコツコツ積み上げる。キャリアにも人様々。やはり、個人のたゆまぬ努力がベースになっていて、目のつけ所や発想力が物を言う。体力プラス知力、いずこも同じということか。
「捜査一課刑事」として、人に一目置かれるようになるまでには、捜査講習を皮切りに様々な関門があるんだなあと納得しながら読んでいた。警察に対してイメージだけで誤解していた部分の訂正にも役立つ本だった。
警察隠語集という付録までついている。
明治時代の私服警官の和服の「カクソデ(角袖)」が、逆さ・省略で「デカ」(隠語)になったなんて、語源の話もあって楽しい。