読む前に気をつけたいのは、ここでいう裏とは、表=正義、裏=不正ではない。
表=表面=一般社会から見える部分、裏=そうでない部分=内側である。
不正を知りたくて、読むとなんだと思う本かもしれないが
内側を知りたくて、読むとなるほどなるほどと思わされる本である。
したがって、内容は、正義感の強い警察官の話からそうでない話まで
バランスがよい。
したがって、特にこの本を読んで考えさせられるということはなく
あぁ面白かったなとして、それで終わる。そういう内容である。
しかし、一貫して、作者の正義を愛する心と警察を愛する気持ちが
貫かれているのが、心地よい。
警察官は、正義感なしでは、割に合わない職業だと感じた。
たぶん、作者の意図はそこ、つまり、警察官OBとして、警察の待遇改善を
世の中に訴えることだろう。