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警察庁長官を撃った男
 
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警察庁長官を撃った男 [単行本]

鹿島 圭介
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

2010年3月30日に時効を迎えた国松孝次・警察庁長官狙撃事件。警視庁の現職巡査長が犯行を自供したり、当初からオウム真理教による組織的犯行の疑いが指摘されながら、警視庁公安部の捜査は犯人逮捕には至らなかった。
一方で、2002年11月、愛知県警察に逮捕された一人の男に警視庁刑事部捜査第一課は注目していた。男の名は中村泰。東大を中退したインテリで、銃に対する知識は豊富。何より、逮捕容疑となった現金輸送車襲撃で見せた射撃の腕前は、とても七十歳を過ぎた老人とは思えないものだった。中村の関係先を捜索すると、おびただしい量の銃やマシンガン、実弾が発見され、さらに長官狙撃事件に関する膨大な資料が......。治安機関トップを狙撃するという、重要未解決事件の舞台裏に光を当てる、迫真のドキュメントです。

内容(「BOOK」データベースより)

犯行の凶器となった8インチ銃身のコルト・パイソンと、ホローポイント系の357マグナム・ナイクラッド弾を所持。犯行前後の足取りなど、犯人しか知り得ない秘密の暴露の数々―捜査班が調べ上げた証拠は、謎の老スナイパーの関与を色濃く裏付けるものだった。だが時効直前、この捜査結果は黙殺される。警察上層部のある目的のために…。

登録情報

  • 単行本: 286ページ
  • 出版社: 新潮社 (2010/03)
  • ISBN-10: 4103235314
  • ISBN-13: 978-4103235316
  • 発売日: 2010/03
  • 商品の寸法: 19.4 x 13 x 2.5 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By picander トップ500レビュアー
形式:単行本
先日、時効を迎えた警察庁長官狙撃事件について、警視庁はオウムの組織的関与を発表した。
明確な証拠もなく時効を迎えた事件について、特定の団体を容疑者として名指しするという前代未聞の公表は、「警察の暴走」「法治国家の崩壊」として当然ながら各方面から非難を浴びている。
ではなぜ警察は、批判を承知の上で「オウムだ」と事後に断定しなければならなかったのか。彼らの論理は、私たちには理解し難い。
本書はその疑問に、間接的に答えている。
オウムではない、有力な容疑者が本書に登場する。
犯行に使われた銃弾を所持し、狙撃の腕は確かだ。
動機や資金調達には疑問が残るものの、犯行のディテールについては読者を納得させるに足る証拠が示されている。
彼をクロと断定できなくても、オウムが彼よりも疑わしいと言う根拠は乏しい。それゆえオウムを名指しで容疑者扱いしたのは、疑わしさではなく、「オウムでなければいけない」警察の「組織の論理」の表れでしかない。
警察にとって、当初の容疑者はオウムであり、途中から操作の方向性に陰りが見えても、オウムでなければならなかった。
本書を補助線として、操作の終結後に「オウムであった」とわざわざ国民に向けてPRすることは警察組織の金属疲労が限界に達していることを、読者は理解するだろう。
最終的には長官狙撃事件の白黒よりも、彼の人生を辿ることでこのような不思議な日本人がいたのだという事実に驚かされるだろう。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By フィルさん VINE™ メンバー
形式:単行本
1995年3月の警察庁長官狙撃事件の真相を追った
渾身のルポルタージュです。

この事件はオウム真理教の犯行とされていますが、
本書は公安部主導のその捜査のおかしさを指摘しつつ、
一方でひょんなことから捜査線上に浮かんだ、
まったく別の容疑者にスポットを当てています。

真犯人とされているその容疑者は、革命思想を持ち、
銃の扱いはプロ級の腕前という老人。
警察は本人への尋問や周辺の徹底調査によって、
犯人しか知り得ない事実の証言を引き出したり、
購入履歴から犯行に使われた銃と弾を特定したりと、
すでに核心に迫っているということ。

ところが、それでも老人は、いまだに真犯人として
逮捕されてはいません。
本書はそれを、オウム以外の可能性を否定してきた
公安部の「メンツを保つため」と指摘していますが。

真相はともかく、読みごたえのある本でした。
書かれていることがすべて真実なら、
容疑者は本当に真っ黒という印象です。
にもかかわらす、警察はともかく、新聞やテレビまで
ほとんど無視しているように見えるから不思議です。
検証のための報道を期待したいところです。
このレビューは参考になりましたか?
14 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
警察はこんなものだろう。 しかし、この時代に中村氏の人生は、出来の悪い小説のような話しで信じ難い。 ただ、 彼の考える事には、些か同調したい感覚におそわれた。 時効より、長官狙撃の真実を是非とも後世に残してほしいです。 よく纏めてくれました。著者に感謝します。 蛇足ながら、鳥越さん、これを取り上げない理由は何なのか。教えて下さい。
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