「宮本警部」という方をご存じだろうか。
07年2月、踏切に入った女性を身を呈してかばい、命を
落された警察官である。
あの事件報道を目にして、改めて警察官というものは
なんと大変な仕事なのだろうかと驚かされた。
この本には警察官が主人公の素敵な話が13篇おさめられている。
あまり警察に良い感情を持っていない人にはイメージ戦略と
とられるかもしれない。
でも、大半の警察官は「人の役に立ちたい」と思って仕事を
しているはずなのである。
「罪を憎んで人を憎まず」のエピソードは、もし自分が
加害者の立場だったら、と考えずにいられなかった。
「おばあちゃん」では、メイコおばあちゃんの機転に感心
させられた。本当にすごいおばあちゃんだと思った。
警察官は英雄にならなくていい。
ただ、「街の頼れるお巡りさん」であっていただきたい。