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警察はなぜ堕落したのか
 
 

警察はなぜ堕落したのか [単行本]

黒木 昭雄
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

驚くべき日本警察の実態! 栃木リンチ殺人から桶川ストーカー殺人まで、住民の訴えを無視して起きた凶悪事件を検証し、警察の堕落の構造を元巡査部長が解明する。

内容(「BOOK」データベースより)

桶川ストーカー事件から栃木のリンチ殺人事件まで、相次ぐ警察の失態によって、何人もの死者が出てしまった。いずれも、警察の怠慢、住民の訴えへの無関心が原因だ。「キャリアの経歴にキズをつけてはいけない」という恐るべき独善的な論理、現場感覚を無視した官僚主義など、元警察庁巡査部長が事件の背後にある堕落の構造を解明する。

登録情報

  • 単行本: 221ページ
  • 出版社: 草思社 (2000/07)
  • ISBN-10: 4794209894
  • ISBN-13: 978-4794209894
  • 発売日: 2000/07
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.4 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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29 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:単行本
この本の前半は最近話題の警察がらみの事件の解説になっていて、全部で5,6件の事件が取り上げられている。警察官だったときの経験を生かして隠れた真実に迫っているのだが、これが、こう言っては不謹慎だが、まるで推理小説の最後の何ページかを読んでいるような、トリックが暴かれるときの驚きを味わうことができる。

たとえば「てくるはのる事件」の容疑者は実は自殺ではなかったと言うことや、バスハイジャック事件で明かされていない警察の大失敗があったということなど、安楽椅子探偵の推理のように明確に解説して見せている。(といっても本人は安楽椅子に座ったままというのでもなく、いろいろなところに出向いてもいる)

どうしてこれらの真実がマスコミなどで当時明らかにされなかったのだろうと思うが、考えてみるとすぐわかる。それらの隠れた手がかりの意味を捉えることのできる人間がマスコミにはいなかったのだ。だからこの本は警察官の経歴を持つ作者ならではのものだったろうと思う。

後半は警察組織の問題や、なぜ警官を辞めたかという過去、を解説している。昇進の問題その他、いろいろと根が深いことがわかる。 著者の文章の特徴として、論理的であいまいさがないということがある。ここらは、きっと警察官時代も有能だったのだろうと思わせる。たいてい、とても明快で わかりやすい。

明快過ぎる文章というのは往々にしてどこかあぶなっかしいのだが、そのような不安感がないのは、広い経験と知識と、客観的な視点に裏打ちされているからだ。 最後に警察組織の改善策がまとめられているが、これもはっきり3つにまとめている。 警察組織の問題を知るのに、避けることのできない本だと思う。

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