連日猛暑のつづくアイソラ市の路上で、夜勤に向かう87分署の刑事が、銃弾2発を受けて即死する。残された手がかりは、45口径の拳銃から発射された銃弾だけ。87分署の刑事たちの懸命の捜査にもかかわらず、解決のいとぐちはつかめない。
つづいて黒人刑事が胸を撃たれて殺される。凶器は同じ45口径。恨みか、変質者のしわざか、それとも「警官嫌い」によるものか。地道な捜査がつづくなか、第三の犯行がおこなわれる。
犠牲者はブッシュ刑事。彼の必死の抵抗にあって、犯人は多くの手がかりを残すが、直接犯人に結びつくものは何ひとつない。はたして犯人の目的は?
本書は、その後の推理小説に新分野をひらいた「87分署シリーズ」の第一作目。
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
警察モノの大御所でしょう,
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レビュー対象商品: 警官嫌い (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 13‐1)) (文庫)
マクベインの代表作、「87分署」シリーズの第一作目です。一作目の時代が少し古いのと、このシリーズが巻をを追うごとに素晴らしい内容になって行くので、あえて星4つにしてみました。 舞台はアメリカの架空の大都市、アイソラ。 事件の解決に当たる、キャレラ刑事を中心とした個性的な面々も魅力的です。 ちなみにこのシリーズは、古くは「太陽にほえろ!」のスペシャル版や、渡辺謙主演の「わが街」などで、ドラマ化されています。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
記念すべきシリーズの初作,
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レビュー対象商品: 警官嫌い (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 13‐1)) (文庫)
87分署シリーズの記念すべき初作であり、シリーズの代表作の一つである。作者の特徴が初作から出ているのには今更ながら驚かされる。街を人間に例えて描写するキザな出だし。一応架空の街になっているが内容からしてNew Yorkだろう。シリーズの主人公キャレラやマイヤー・マイヤー等が繰り広げる冗談に溢れた野卑な会話。部屋に立ち込める煙草とコーヒーの香り。そして、定番ではあるが刑事達のチームワーク。初作は連続警官殺しを扱っているが、これはクリスティの有名な作品の捻り。だが、刑事達の焦りという心理的要因と絡めて描かれるので、トリックを気付かせない巧みな創り。同じ警察官を殺された事で、怒り心頭に発する刑事たちの様子も良く描かれている。この刑事たちの怒りが爆発するという設定は、後に「クレアが死んでいる」で更に強調されている。 他の警察署ものにも多大な影響を与えた87分署シリーズの原点であり、作者の手腕を縦横に示した秀作。
6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
辞書がいらない、とは言っても、意味が気になる,
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レビュー対象商品: 警官嫌い (講談社ルビー・ブックス) (単行本)
この小説の出だしは、From the river bounding the city on the north, ...と始まる。このbounding に「流れる」とルビがふってある。辞書に載っている意味とは随分違っている。こうのような場合は、こう読むのか,と感心して読み始めました。この様なことを気にかけずに読めば、あっと言う間に読める。すばらしい本を出してくれたものだと、思っている。これなら今まで、英語の小説なんて、と尻込みしていた人にも手が届く。 素晴らしい企画を有難う。
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