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謹訳 源氏物語 一
 
 

謹訳 源氏物語 一 [単行本(ソフトカバー)]

林望
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

■古典学者であり、作家である林望氏の畢生の大作、ついに刊行開始!

原作の『源氏物語』を正確に味わいながら、現代小説を読むようにすらすら読める。
「名訳」を超えた完全現代語訳が、ここに誕生。

■装訂は林望氏
装訂には、「コデックス装」という装本スタイルを採用。どのページもきれいに開いてとても読みやすく、平安から中世にかけて日本の貴族の写本に用いられた「綴葉装」という奥ゆかしい装訂を彷彿とさせる造り。

■各界絶賛!

「新しい読み方の出現」――黒井千次氏 「いやはや、とびきり面白い!」――檀ふみ氏

■全54帖の完全現代語訳、全十巻刊行予定
本シリーズは、すべて書き下ろし。
一巻は、桐壺 帚木 空蝉 夕顔 若紫を収録。

著者について

1949年東京生まれ。作家・書誌学者。慶應義塾大学大学院博士課程修了。ケンブリッジ大学客員教授、東京藝術大学助教授等を歴任。専門は日本書誌学、国文学。 『イギリスはおいしい』(文春文庫)で日本エッセイスト・クラブ賞、『ケンブリッジ大学所蔵和漢古書総合目録』(ケンブリッジ大学出版)で国際交流奨励賞、『林望のイギリス観察辞典』(平凡社)で講談社エッセイ賞を受賞。近著に『節約の王道』(日本経済新聞出版社)、『リンボウ先生のうふふ枕草子』(祥伝社)がある。『恋の歌、恋の物語』(岩波ジュニア新書)『夕顔の恋』(朝日出版社)等、『源氏物語』に関する著作、講演も多数。エッセイ、小説のほか、歌曲の詩作、能評論等も多数手がける。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 341ページ
  • 出版社: 祥伝社 (2010/3/16)
  • 言語 日本語, 日本語, 日本語
  • ISBN-10: 439661358X
  • ISBN-13: 978-4396613587
  • 発売日: 2010/3/16
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.2 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 22,300位 (本のベストセラーを見る)
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61 人中、54人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ぶーのん トップ1000レビュアー
形式:単行本(ソフトカバー)
「謹訳」という見慣れない冠に惹かれ手にしてみた。

これまでに源氏の現代語訳を手掛けたのは、与謝野、谷崎、円地、田辺、寂聴・・・いわゆる“作家”が多い。
リンボウ先生もいちおう(失礼!)作家の肩書をお持ちだが、私にはむしろ“学者”のイメージが強い。今泉忠義博士の“謹厳忠実”な訳文に触れた経験があるせいか、「謹訳」の文字にはそんなカッチリした訳文を想像していた。
だがそれは、いい意味で裏切られた。

私なぞが百万言費やすより、帯に寄せられた檀ふみ氏の推薦文を引くのがよかろう。
氏は本書を「名訳にはならない(多分)」と、本の帯という場でなければ“(笑)”をつけたに相違ない表現で紹介している。むろん、歴代の現代語訳業に比肩するレベルに列するなどできない、と扱き下ろしたわけではない。リンボウ先生のオリジナル性が存分に発揮され、単なる“訳”に留まらない新たな“創作小説”になり得る、との期待を込めているのだ。
たしかに、「桐壺」冒頭の「いづれの御時にか」に相当する“訳文”は、「さて」という余韻ある語で始まっている。既に書き出しから、リンボウ先生の学識や想像力を駆使した“創作”が顔を覗かせているのだ。

リンボウ先生は自ら装丁にも関わり、源氏の新たな魅力を引き出そうと試みている。じつを言うと本書は、綴じ目つまり“のど”部分がほぼ平らになるくらい大きく開く構造をしている。背の糊付け部分がバラバラになりそうな不安を覚えるほど頼りなく、安っぽさが否めない。だがこれは、源氏の時代の本をイメージした造りなのだとか。なかなか野心的だ。私の感じ方が酷かったか。

過去には、想像力創作力が勝る故に“翻案”と表現された作品もある。
さて本作、“謹み”つつも自由闊達な“創作”感覚を織り交ぜ、どんな世界が展開するのだろう。書き下ろしで全10巻になるという挑戦の道程を注目したい。
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20 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
大学で源氏を研究したこともあったけど、その面白さにちっとも気づきませんでした。

しかし、この源氏物語は面白い!
原文を読んでいる時のニュアンスをそのままに、しかし違和感なく現代の言葉にうっすらすりかえてあるという感じで、物語の中の映像が色鮮やかに目に浮かぶのです。
これを全巻読むまでは、映像化されているものなどを観たくないと思えるほど。
姫君のもとへ忍んで行く源氏のドキドキ感、床板のきしみが聞こえてくるようです。

開いたままにしておける本の作りもまた素敵です。
学校の教科書や参考書など、この作りだったらさぞかし勉強しやすかっただろうに。
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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
リンボウ先生の源氏物語、傑作です。
よくある「古典の訳」の本につきもののぎこちなさが皆無、
ほかの訳本には「注釈」として本文の外にでてしまう歌の解釈なども、
このリンボウ版にはすっきりと本文に収まって、
まったく気が散ることなく源氏の世界に浸れます。
そして何より私が推したいのは、この本の装丁の雅さ。
上品な赤の表紙、180度にぱたんと開く「コデックス装(というのだそうです)」、
源氏香を表す図を背表紙にさりげなくあしらうという、小粋さ。
まさしく現代の源氏にふさわしい。
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