開いた時の第一印象は、
二色刷で、レイアウトにメリハリがあり、読んでいて目が疲れない。
類義語コーナーが、第二版より充実している。
(その言葉が、使える使えないを簡単な表で表している)
これらは、出版社からの紹介にもあるので、これぐらいに…。
出版社からの紹介にはないが、良いと思った点は、
冒頭に、より鮮明になったカラーの中国全図があり、主な鉄道路線や
世界遺産も載っている。(中国のテレビニュースを見ていると、
辞書と地図が一緒に欲しくなることが多いので、これは便利)
巻末の付録には、今までなかった単語が満載。
「たべっ子どうぶつ」「ルパン三世」「気狂いピエロ」「存在の耐えられない軽さ」
「新世紀エヴァンゲリオン」「海辺のカフカ」「クレヨンしんちゃん」「ヤクルト」
「サンリオ」…などなど中国語で何と言うか分かる。
上の言葉は、もうすでに中国語である。ということは、中国人も「ルパン三世」
読んで、「たべっ子どうぶつ」食べているのだろう。
その他、今時の中国の台所がイラストで紹介され、電子レンジや食器洗い機、
炊飯ジャー、シンクなどの中国語が、絵を見ながら分かる。
マンションの間取り図や、住宅ローン・賃貸・分譲などの解説もある。
著者の言葉、「等身大の中国が分かる」は、看板に偽りなし。
イラストや文化欄などを見ていると、楽しみながら色々な単語や言い回しを
自然と覚えてしまう。
電子辞書も重要なアイテムだけれど、電子辞書は「これ」と定めた単語を検索して
そこにしか目が届かない。一方、紙の辞書は、何となく開いて、あれこれ拾い読み
することができる。
この辞典は、そんな紙の辞書にしかできないことを、イラストやコラム、図などを
使って最大限に実現したものだと思う。
CD−ROM付も画期的だが、辞書本体が、面白い雑誌みたいだ。
読んでいると、あっと言う間に時間がたってしまう。
これは、中国語が好きな人にも、嫌いなんだけど、やらなくてはならない人にも、
いや、むしろ嫌いな人にこそ、オススメの辞典。
パラパラめくっていると、何かしら、興味の持てる今時の中国語があると思う。
それを軸に、興味の向くまま辞典を眺めていれば、言葉がどんどん頭に入る。