扱われている内容は、さほど珍しくもないが、2009年現在の状況まできちんとカバーしていて好感が持てる。一番お勧めなのは、脚注と参考文献がついていることだろう。日本の出版物は学術書以外、なぜかこの習慣がなく、これ以上調べたい場合や内容を確認したい場合にも行き止まりになってしまいがちだが、本書なら脚注と参考文献が入り口を示してくれている。良い意味での興味本位とはこういうものだというのが、若い読者にもわかりやすい。
内容はすでに知っている人にとっても十分手応えがあり、読み終わればほーっとため息が出ることだろう。超常現象が大好きだからこそ追求したいという書き手の熱意が伝わってくる。