ブルーバックスの物理というのは、この本も含めて、わかりやすくあまり数式などを使わずにしかし、じっくり読めば、大変な分だけある程度はしっかり学べるというよさが共通してあると思う。
この本はまさに、そのよいところをあらわした本だった。
コリオリの力など、大学の教養で学んだときには数式をいじくっただけで、何のことやら皆目イメージがわかなかったのだが、この本では、数式は使わないものの、イメージ、原理というものをしっかり学ぶことができた。他の内容でも同じである。
また、この本は、手抜きというのが少なく、ブルーバックスの物理の中では、学びながらじっくり読みすすめていくのがとても大変だった。しかし、その分、学ぶことも多く、大変勉強になった。専門として学ばないなら、教科書というか入門書としてもいいのではないかと思う。
何で高気圧だと晴れるのかなどの気象や、エルニーショってなんだの海洋のこと、なんで、季節風が発生するのかなど大気のことは、私たちの身のまわりのことに関係してくることだが、中学から大学まであまりしっかり学ばない(私は少なくとも学ばなかった)。その意味で、分野としても重要だと思うし、この本は専門外の人がそのことについて学ぶ本として、ちょっと大変だが最適だと思う。