この会社はマーケティングを武器にしたベンチャー会社である。
(ネットベンチャーというくくりで捕らえると本質を見誤る)
まず共感したのは、新しいサービスを認知してもらう為に広告を打つのだが、数百万をかけてバナー広告等を出したにもかかわらず、皆無といっていいほど反応が無かったというくだりです。
私も、今年前半に新商品を発売して、ホームページへ誘導しようと新聞広告を連発したのですが、上記エピソードと寸分違わない結果になったことがあります。
幸運にも新聞やテレビが商品を取り上げてくれたので、そこから火がつき、コストは回収できましたが、鳴らない電話を前にした出稿後の数日間は立場が無かったことを憶えています。
そのあと、販売店さんの営業活動や口コミ、他のメディアによる追随記事により勝手に知名度が上り、事業は無事軌道に乗りました。
商品の特性、会社の規模によってマーケティング方法を選ぶ必要があるのだなと強く感じ、CM=売上アップという素人発想が改められた良い経験になりました。
広告代理店というマーケティングのプロ集団出身の彼らでも失敗するほど、無名の会社の無名の商品(なおかつ今まで無かった商品)を売り出すのは大変なのです。
私は原価回収をやっと達成した程度ですが、主人公たちはチームプレーで邁進し、本質をつかみ、それがその後の成功のきっかけになったようです。
具体的には「知名度を上げ、人を集めることよりも、ブランド力と信頼性を高めるほうが先だ」ということに気がついたのです。
これは、広告代理店という分野で力を付けた主人公たちが、その力とネットというツールを組み合わせて新しい市場を作り出してゆくストーリーです。
そのストーリーの中にはかなりたくさんのエッセンスが詰まっています。
特に、次々に進化していくプラットフォームを利用してビジネスを起こそうと感じている人にとっては。
そのエッセンスをいくつかご紹介します。
・机は外向きに並べる(気が良い方向に流れる)
・事業はその事業に必要な人が集まったときに始める
・消費者は一方的に伝えられる広告にもう関心は無い。(代理店の人が気付かないと)
・サイバーエージェント規模の会社になっても若手社員の転職先を把握しているとは…やるな!藤田晋
・企業は人でできているのだ
・小さな「追加サービス」ではなく、コンセプトの設定や打ち出し方を間違わず、明確なビジョンを持ってやれば、新しい市場を作ることができる。
・ビジネスモデルとして完成させる能力、それを実現させる実行力、そしてスピードが大切だ
・何でも企画にして楽しむエニグモ流が、仕事にも結びついた好例である。(こういう習慣がある会社が伸びるのである!!&チームワーク)
・エニグモの提供しているプロモーションサービス、プレスブログをNPO団体などに無料で提供する(winwinの関係だ〜!!)
・新しいサービスを立ち上げることも大変だが、それを市場として確立するための運用や営業は並大抵ではない
・知らない街に行ったときに、地元の人に携帯でリアルタイムにおススメの店を聞けるサービスがあったら、とても便利だ
・シェアモ…送料のみであらゆるものを借りられる
・日本の野球選手がメジャーリーグで実力を試したがる気持ちに近い
・人生のコアタイムは15〜65歳、33歳の自分はまだ3分の1しか消化していない
以上、私のレバレッジメモでした(笑)