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論語 (中公文庫)
 
 

論語 (中公文庫) [文庫]

孔子 , 貝塚 茂樹
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

2000年以上もの間、人々に愛読され、東洋思想の根幹となってきた『論語』には、旧時代の思想として片づけられない永遠の輝きがある。平明・簡潔な文章で綴られた一句一句が、読む者の人生経験に応じてよみがえり、味わいつきない。自由な、新しい解釈を試みて、孔子の謙虚で親しみ深い人間像を浮き彫りにした本書は、まさに「温故知新」の書といえよう。

論語は――孔子の一生の経験が結晶したような本です。このなかには、社会的・政治的な経験とともに、孔子はたいへん内省的な人でしたから、その哲学的な思索体験がふくまれています。こういう経験が、論語という整然として美しい宝石のような結晶になっているのです。私は、あなたといっしょに、この結晶の美しさを、すなおに感心してみることから始めたいと思います。そしてつぎに、この結晶をもうすこしていねいに眺め、さらに、思いきってこれを手に取って、その美しさの秘密がどこにあるか、詳しくしらべてみることができたら、とも思います。ともかく、この論語から受けた感動を、できるだけ忠実に、あなたにお伝えしよう。それができたら――と私は考えております。――本書より

--このテキストは、 新書 版に関連付けられています。

内容(「MARC」データベースより)

岩波文庫を底本に、名著・古典籍を復刻刊行するシリーズ。「論語」を収録。※旧版からの復刻のため、一部読みにくいページがございます。 --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 571ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (1973/07)
  • ISBN-10: 4122000181
  • ISBN-13: 978-4122000186
  • 発売日: 1973/07
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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66 人中、63人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 詳しい注が興味深い, 2006/2/13
レビュー対象商品: 論語 (中公文庫) (文庫)
 ふりがな付きの,書き下し文と,漢字だけの原文,日本語訳があって,そのあとに,キーワードについての解説,さらに数行から数十行の注釈がつく。
 この注釈こそは,中公文庫版で『論語』を買うことのチャームポイントだ。
 古注と朱子の新注を参照にした,バランスのとれた注釈は,論語を理解するのに必要な古代中国史に関する知識などを与えてくれて,短いものの,たいへん参考になる。
 これさえあれば,吉川幸次郎さんの上下本を買ったりしないでもいいと思う。
 岩波文庫版は,索引がついているのが,思いのほか便利であるが,原文,書き下し文,日本語訳の三つだけで,いっさい用語解説も注釈もないシンプルなもの。岩波文庫版と中公文庫版,二つ揃えていれば,意外に訳者によって異なる日本語訳を比較するのも興味深いし,有益だと思う。
 
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34 人中、32人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 35歳にして読み終えることが出来ました。, 2007/7/29
レビュー対象商品: 論語 (中公文庫) (文庫)
この本に出会ったのは大学生の頃。当時、哲学科の大学生だった私は、中国哲学の講義に出席するために、大学の哲学会に置いてあったこの本を失敬した記憶がある。

「論語」を味わうにはその頃の私は、非常に未熟で、申し訳なくも軽んじ途中で放擲してしまい、そのままにしてしまった。

爾来15年…、地元の書店では全く見かけなくなってしまった、貝塚版「論語」であるが、どうしてももう一度手に取ってみたくなり、アマゾンで購入することとなった。

岩波版(金谷訳)で初めて通読し得た私は、論語の円珠経とも呼ばれるその見事なバランス感覚に感動し、講談社学術文庫版(加地訳)も購入し再読した。

そして今回、学生の頃に手に取った分厚いこの本を、もう一度手に取り、その含蓄の深さに引き込まれてしまった。同時に、私の記憶にあった論語の授業における苦い思い出もよみがえった。貝塚先生の斬新な読み方を、大学の授業でよみあげ、「全く違うわ!」と担当教授からしかりとばされたことがあったことを。

今から思えば、「論語」に様々な解釈があることすら知らずにいた私は、それいらい「論語」になど見向きもしなかったが、この中年にいたり人生の壁に遭遇し、再び出会うことが出来た。不思議な縁である。なぜ「論語」の言葉は心に響くのか?単なるいい言葉ではなく、孔子の背負った理想と挫折の深みがあるからだろうか。座右の書として論語が手放せなくなってしまった。
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13 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 貝塚『論語』の第1弾は、中国史学者の目線で書かれた入門書として傑作です。, 2007/6/5
レビュー対象商品: 論語 (講談社現代新書 13) (新書)
著者の貝塚茂樹先生は、中国古代史を専門とされた東洋史学者ですが、中国近現代史にも明るく、その教養の広さにおいては同じ京都学派のメンバーであった桑原武夫先生と双璧をなすものだと思います。また、貝塚先生は、地質学・地理学者の小川琢治氏の次男に生まれ、ご兄弟に冶金学者の小川芳樹氏(長男)、ノーベル賞物理学者の湯川秀樹氏(三男)、中国文学者の小川環樹氏(四男)持つという、アカデミックな環境で成長されたことが、幅広い教養の背景になっているのだと思います。
先生の著作には2種類の『論語』があり、『論語―現代に生きる中国の知恵』が最初の作品にあたります。こちらは『論語』の訳注と解説に重きを置いたものではなく、中国古代史学者による『論語』の入門書というべき作品ですから、2作目の全訳注『論語』(中央公論社)と比べて低い評価を受けています。しかし、2つの作品の訳し方や解説の内容は異なるものであり、書かれた経緯から考えても優劣を付けて済ますこと自体が誤りであり愚昧なことなのです。
2つのの作品を読み比べることによって、『論語』の全訳注をすることになった著者の考え方の変化と、『論語』に対する思索の一端を垣間見ることができる貴重な資料でもあると思うのです。これは、『論語』を学ぼうとする者にとっての道しるべであり、良い手本になると思います。2作品を読み比べられることをお薦めします。
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