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但し、本来一冊で書くにはあまりにも中身が濃いので、いずれの章もやや消化不良を起こしてしまう。3冊ぐらいのシリーズ本にすべきだ。
著者というより出版社の企画に無理があった。
事実、第6章のメンタルタフネスは、e-ラーニングのプログラムとして独自展開されている。このプログラムは絶賛もの。実はそのプログラムを学習した後にこの人の本を読みたくなって探したのがこの本であった。
次回作に期待したい。
交渉の入門書として、本書はコンパクトで読みやすく、非常に有用であろう。
常に手元においておけば、なにかと重宝すると思われる。
各章の最後には「第?章のまとめ」が載っているため、1度通読した後も、交渉直前の短時間でさらっと復習することもできる。
ただ、タイトルとの関係性が疑問である。
論理思考に関する章は最初の方に集中しており、後半は交渉の話に終始してしまっている。
本書のタイトルから「論理思考」を取り除いても、ほとんど違和感がないだろう。
たしかに、本書で掲げているWin-Win交渉の裏には、論理思考が不可欠であることは事実である。論理思考と本書で解説されている交渉は密接につながり合っている。しかし、もっとつながりを明確にしながら解説していってもよかったのではないかと思う。
なまじ期待が大きかった分、残念である。
このようにタイトルへの不満はあるものの、内容に関しての不満はほとんどない。
交渉の入門書としては最適な1冊と言うことができる。
テクニカルライティングや技術文書の書き方等の書籍を読んだことがある方ならなおさら、本書で解説されている内容が基本となるマインドセットなのだとお気づきになるのではないでようか。
他の方のレビューにもありますように、本書の内容はやや広範ですけれど、同著の「セオリー」シリーズを参照すれば理解を深めることができると思います。
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