論理療法については何冊か読んできました。
これは中でも「基本中の基本」という感じで、論理療法って一体何?ということから
主に教育現場での活用について、実際のエクササイズを通して得られた成果も紹介しています。
なので、読みながら「そうか、なるほど!」という感じが味わえて満足できました。
どんな療法であっても「絶対・完璧」ということは有り得ないと思いますが、
それは人間が一人一人まったく別の魂をもって生まれ、生きている限り当然のことだろうと思われます。
だからこそ、この論理療法も「有益な技法のひとつ」として学ぶ価値のあるもの、と捉えると
行き詰った時にそこから脱出してまた歩き始められる一つの有効な手段となります。
論理療法の創始者アルバート・エリスから直に指導を受けた國分康孝氏はあとがきでこう書かれています。
「…私は、日本の論理療法はぼつぼつ翻訳時代から抜け出せるほどに成熟したのではないか」。
本書の中で紹介されている國分氏独自のイラショナル・ビリーフ(まともでない自分の信念)の分類は、
素人の私にも十分自己カウンセリング可能な方法でした。
論理療法本の中でも、これは持っていて損のない1冊だと思います。