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109 人中、95人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
超高度な思考ゲーム、または哲学的思考の素材集,
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レビュー対象商品: 論理哲学論考 (岩波文庫) (文庫)
訳や注、解説が非常に適切。論理の飛躍、前提知識の必要性、語の省略があるところは訳者が適宜補完してくれているので、論理を一つ一つ、梯子を上るように足場を固めながら上れた。もちろん、完全には理解できないし、曖昧な部分や、飛躍も多い。でも、世間で言われているほど難解で意味不明とは思わなかった。主要な命題は以下の7つ。1.世界は成立していることがらの総体である 前半は、非常に精巧に糸を紡ぐような世界の要素への分解とその組み立て。 中盤は、世界と論理のgrounding(ウィトゲンシュタインは現代の記号接地問題を見たらどう考えるのだろう?)→ 思考と論理の同一性と、命題の意味について → クライマックスは、倫理や美に代表される超越的な価値の思考不可能性への帰結(さ最後に全てを理解したとき、上りきった梯子を捨てなければならない) "哲学とは、自然科学ではない(4.111)"、"哲学の目的は思考の論理的明晰化である(4.123)"という自身の命題を地でいくかのように、ひたすら明晰に、世界、論理、思考、自我、生、神秘について語っている。 一週間以上かけてゆっくり読んだので、はじめの方とかけっこう忘れててちょっと間違ってるかも(--;)でも、これが論理哲学論考とういう本の各命題から、脳内に経験として写像され、操作を施されて生じた私の論理空間(思考の限界)なので、あしからず。あと何回かは読み直したい感じ。子供のころにぼんやりと浮かんでは消えていく問いを、論理という道具によってひたすら明晰にしていってる感じ。
71 人中、62人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
明快、明晰な邦訳,
レビュー対象商品: 論理哲学論考 (岩波文庫) (文庫)
~これまでさまざまな邦訳が試みられたが、明快、明晰という点では、断トツにすぐれている。日本語として読みやすく、訳語も考え抜かれている。難解かつ神秘的というイメージばかりが先行していたが、本書の登場でそうした神秘化はかなりのところまで取り払われるのではないか。バートランド・ラッセルの解説をなぜウィトゲンシュタインは拒否したのか、なぜ世~~界を語るのに論理空間や像といった概念を導入しなければなかったのか、といったことも訳者解説や充実した訳注で簡潔に説明しているし、「論理哲学論考」が一種の言語哲学であり、その可能性を極限まで追及した書物であること、後期哲学へ進む必然は本書の中にすでに示されていることなどが、明快に見て取れる。既存の訳で挫折していた人は、ぜひ一読をお進め~~したい。~
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
基本書,
By amazon06 (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 論理哲学論考 (岩波文庫) (文庫)
いままでいくつもの「論理哲学論考」がありましたが、それらと読み比べるのも一興。気軽に持ち歩くのにも最適かも。これまでの他社のものと比べて値段が安いのも嬉しい。これからの論考研究における基本書となるのでは。
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