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55 人中、49人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0
生焼けのパンケーキのような。,
By the・bamboo・eater "bamboo" (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 論理と感性は相反しない (単行本)
けっこうこの著者の作品を読んでいますが、だんだん読むのが厳しくなってきました。 エッセイ等でよく山崎さんは 「私はいままでこの世になかったような新しい小説世界を打ち出したい」と語っていますが、 15編から成る掌編のなかに、その趣旨の焼き直しとも言える作品がいくつかあります。 新しい小説世界は、作品で構築すればいいので、 そんな所信表明を再度言い直した自分の思いをそのまま書くことに、 この著者のつたなさが垣間見えてしまい、 生焼けのパンケーキを食べたような、気色の悪さを抱いてしまいました。 なんというか、自己愛というか自己創作愛が強い 著者の人間性が前面に出まくって、 読み物としてのレベルに達してない世界を「どうだ!すごいだろ!」と 無理矢理押しつけられてる様な気がして 正直おなかいっぱいなのです。 この本の構成も、意欲は感じますが、 スラップスティックの粋にまで持って行くには 筒井康隆氏ほどの優れた技量がないと、 やっぱり読者としては及第点はあげられません。 故・淡谷のり子さんの名言に 「歌手は自分が酔うのではなく、聞き手を酔わせるもの」 というのがありますが、 この気持ちで創作にあたって欲しいと、切に願います。
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
小説として抜けきらないか・・・,
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レビュー対象商品: 論理と感性は相反しない (単行本)
主人公が男性は普通の会社員であるのだが、女性が小説家であることから、どうしても著者の面影をその人に重ねてしまう。 物語の主軸は日常にありふれた風景を切り取ったようなものであり、 主人公の職業と相まって、著者の息遣いを生々しく感じてしまう。 物語の裏には著者の人間があるのはしかるべきであろうが、 強く感じられてしまうと小説として、日常から離れた世界を楽しみたいという人にはちょっと辛いか。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
進化途上のナオコーラさん,
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レビュー対象商品: 論理と感性は相反しない (単行本)
宇野亜喜良氏にカバー絵を描いてもらえるなんて、それだけでもスゴイ。評価の分かれる作品だと思うが、たとえば登場人物がいない『人間が出てこない話』は小説としてアウトなのか。でも、空や空気感についての彼女の表現力は、独創的できわめてシャープだ。そして、人の心と空模様は実によく似ていると思う。 『嘘系図』に見られるように、彼女は主要人物をごく軽く浅く登場させて、人とのつながりは希薄だけれど、誰も生物学的にそこから逃れられない、と言っているようにも感じる。 『あとがき』も妙に力が入っていて笑える。「頭の中がいっぱい過ぎるといつも感じている」という彼女の、今後の進化を楽しみにしたい。
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