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論文捏造 (中公新書ラクレ)
 
 

論文捏造 (中公新書ラクレ) [新書]

村松 秀
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (27件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

科学の殿堂・ベル研究所の、若きカリスマ、ヘンドリック・シェーン。彼は超電導の分野でノーベル賞に最も近いといわれた。しかし2002年、論文捏造が発覚。『サイエンス』『ネイチャー』等の科学誌をはじめ、なぜ彼の不正に気がつかなかったのか? 欧米での現地取材、当事者のスクープ証言等によって、現代の科学界の構造に迫る。なお、本書は国内外、数多くのテレビ番組コンクールで受賞を果たしたNHK番組を下に書き下ろされたものである。【本書は科学ジャーナリスト大賞2007を受賞いたしました】

内容(「BOOK」データベースより)

ノーベル賞に最も近いといわれたスター学者の不正を、ベル研究所や科学ジャーナルは、なぜ防げなかったのか?科学界を蝕む病巣とは?国内外のコンクールで受賞のNHK番組を書籍化。

登録情報

  • 新書: 333ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2006/09)
  • ISBN-10: 4121502264
  • ISBN-13: 978-4121502261
  • 発売日: 2006/09
  • 商品の寸法: 17.2 x 11 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (27件のカスタマーレビュー)
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形式:新書
各国各所で研究プロセスや論文の捏造やデータクッキングの類が科学への素朴な信頼を揺るがせている現在、本書で扱っているシェーン事件は大きな波紋を投げかけている。
若造の助手の捏造をベル研究所の権威あるベテラン学者たちが見抜けなかったこと。科学者同士の暗黙の了解や信頼のナイーヴさ。一流科学雑誌のピアレビューが機能不全に陥っていること。
NHKがバックについているとはいえ、著者チームの綿密で執念深い取材力には頭が下がる。
エピローグで著者は、わからなさの時代ということを唱えている。先端科学だけでなく、科学の恩恵を享受している現代社会そのものが、わからなさの真っ只中にある。それを少しでも解きほぐすために、真面目なジャーナリズムの苦労が求められている。
なお、講談社ブルーバックスの『背信の科学者たち』の併読も是非お薦めしたい。
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By kurote
形式:新書
物理学に詳しくなくても、一人の若者が罪を犯し、栄華を極め、そのすぐ後に転落していく様がスリリングに味わえる。その時々のシェーンの心の内が、勝手に伝わってくる良作。
ひとつ、納得がいかない点。
著者は「権威ある科学ジャーナルがその内容を保証していないなど、誰が想像するだろう」というような内容を書いてあるのだが、科学者は内容が保証されているわけではない(レビュワーとエディターの目を通しているだけ)ことを織り込み済みで論文を読んでいるはずである。それがサイエンス、ネイチャーなら、なおさら。
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By 紫陽花 VINE™ メンバー
形式:新書
本書は、著者がNHKのディレクターとして放送した「史上空前の論文捏造」を本として纏めたもの。大雑把に言うと、シェーンという若き物理学者が超伝導の分野で次々と画期的論文を書き、ノーベル賞候補にも挙げられる程だったが、実は捏造論文だった事が分かる顛末を述べたもの。放送部分だけでも興味ある内容だが、本書で加えられた最終章とエピローグが事態のツボを突いていると思う。

シェーンの論文が無条件に認められたのは、この道の権威バトログが共同研究者として後ろ盾に付いていたからである。この権威が他者の批判を封じていた。また、この事から分かる通りシェーンは単独で研究していた訳ではないのに、研究グループ内で自浄作用が働かない。また、シェーンが所属していたベル研(当時)内でもチェック機能が働かない。翻って、日本の「医療」、「食品」問題を考えると、ミドリ十字問題、食肉業者問題、つい最近の「白い恋人」問題。権威主義が蔓延る組織と自己浄化作用が働かない組織は必ず問題を起こす。

本書は科学上の問題を扱いながら、「権威主義と自己浄化能力」という普遍的な問題を喚起し、更には不測の事態が起こった時の組織の対処法をも考えさせる良書。
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投稿日: 2か月前 投稿者: SS41
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投稿日: 2010/3/13 投稿者: cond-mat
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投稿日: 2009/11/19 投稿者: tarou
最近読んだ中で最も面白かった一冊
社会科学系の研究者です。専門外の超電導を果たしてどの程度理解できるか不安を抱えながら読み始めましたが、時間を忘れ読みふけり、結局一晩で読み終えその後も繰り返し読ん... 続きを読む
投稿日: 2009/7/12 投稿者: まーみーもん
超一流のドキュメンタリー作品
本書は、若きドイツ人研究者シェーンがベル研究所で起こした空前の論文捏造事件を追い、数々の賞を受賞したNHKドキュメンタリー「史上空前の論文捏造」を、番組で紹介でき... 続きを読む
投稿日: 2008/10/23 投稿者: yyasuda
科学論的な、あまりに科学論的な・・・
高温超伝導学界を揺るがせた「シェーン事件」。その全貌を明らかにした本書は真に労作と言えるでしょう。とりわけ科学論(STS)を勉強している者には必読の内容であること... 続きを読む
投稿日: 2008/9/1 投稿者: 喧
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