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論文の書き方 (岩波新書)
 
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論文の書き方 (岩波新書) [新書]

清水 幾太郎
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (22件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

論文やリポートは、なかなか書けないものである。もとより「いかに考えるべきか」を離れて「いかに書くか」は存在しえない。著者は当代一流の文章家。その文体の明晰暢達はひろく知られている。読者は、著者の多年にわたる執筆経験に即しながら、文章というものの秘密を教えられ、文章構成の基本的ルールを興味深く学ぶことができよう。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

清水 幾太郎
1907年‐1988年。1931年、東京大学文学部社会学科卒業。専攻、社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 214ページ
  • 出版社: 岩波書店 (1959/3/17)
  • ISBN-10: 4004150922
  • ISBN-13: 978-4004150923
  • 発売日: 1959/3/17
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.4 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (22件のカスタマーレビュー)
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 この本は、表記上の禁則事項や引用上の注意等の形式的な方法ばかりを並べた類のハウツー本と違って、多少なりとも真面目に学問に取り組もうとする人が必ずぶつかるであろう問題に焦点を当てています。ある程度学問に関心があって、実際に文章を書いている人、或いは書きたいと思っている人にとっては、「あるある」の連続を経験することと思います。
 
 本書に通底しているのは、レポートや論文をいかにして書くかは、当該テーマの内容をいかにきちんと理解できるか(する気があるか)に関わっているということです。1章で著者は、自分の勉強に役立ちそうな硬い本を丹念に読んで、短い枚数でその紹介を書くという方法を勧めています。読むだけではなく書くこと(紹介)を始めたとき、途端にしんどくなってくる。しかし、書くというしんどい行為を通して、初めて書物に記されている対象の奥へ深く突き進むことができるということです。
 
 特に次の二点は学問をする上で助けになる教えです。
 
 一つ目は、著書や論文を批判するときの話(3章後半)。相手が言おうとしていることを批判したいのなら、先ずは相手の言っていることを自分が代わってキチンと言えるぐらいでなくてはならない。そうして初めて、本当の批判を加えることができる。こうなると文章の修業は内容の勉強に発展する。しかし、批判対象に深入りしているうちに、批判対象の渦に巻き込まれてしまう。いつの間にか批判対象と同じことを述べてしまう。本当の批判というものは、一度は自分が渦に巻き込まれてから、悪戦苦闘の末、そこから身を解き放つ場合に始めて成立する。
 
 二つ目は「経験と抽象の間の往復交通」について(7章)。
 抽象的な言葉を憶えるとどうしてもそれを使って表現したくて、必要の無いことまで抽象的な概念を使って話したり書いたりしたくなってしまう。それはまさに学生のサガです。「私たちが(経験と抽象の間の)大きな溝を飛び越えるときには、それに先立って当惑や決心が必要であるだけに、彼岸へ飛び移った途端によそゆきの抽象的な言葉を覚えたり使ったりする喜びでいっぱいになり易い。…しかし…元来一般的観念というものは…経験の世界を捌くのに役立つところに意味がある」
 
 どちらも「あるある」でした。そして大いに助けられました。
 
 この本は、文章を書く上での心構えという点で役立つのは勿論のこと、学問をする上での悩みを幾分か解決してくれる本でもあります。
このレビューは参考になりましたか?
40 人中、34人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
この本は初版が1959年と、およそ40年以上も前に書かれたものですが、内容は今でも真新しく受け入れられます。 それだけ、ポイントが押さえてあって、いつの時代でも使える論文執筆におけるセオリーが詰まっているのです。 特に「『が』を警戒しよう」の節は必読です。

文章中につい使ってしまいがちな「が」という接続詞を使うと文章にどのような悪影響を及ぼすのか、「が」を使わない文章を書くにはどうすればよいかなど、明快に解説されています。

論文・レポート初心者の高校生・大学生さらには社会人も必読の一冊です。

このレビューは参考になりましたか?
54 人中、41人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
1.本書は、哲学、思想、文化、社会科学における「知的散文」を中心としている。その為、自然化学系論文を書く人にとっては、何の利益もないといっても過言ではない。
2.本書は、いわゆる論文の書き方を形式的に論じる書物ではなく、著者の経験を自伝的に記す事で、論文を書く精神を唱えた書といえる。

以上の事から、「論文の書き方」講座的なものを求めている読者にはお勧めできない。清水氏を敬愛する読者が読むべき書と言える。

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読む価値のある本です。
私は、10年位前に読み、感銘を受けました。
本書は、論理を明確にして文章を書くようにと述べています。
例えば、... 続きを読む
投稿日: 2007/10/21 投稿者: 横浜の研究者
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